パスについての初歩からの解説が 「 パス 」 にあります。
「パス」ダイアログは、 パスを作成、 削除、 保存するほか、 選択範囲と相互に変換するなどの管理作業に使います。
「パス」ダイアログはドッキング可能です。 その扱い方については 「ダイアログとその合体」 の節をご覧ください。
呼び出し方はつぎのとおりです。
画像ウィンドウのメニューより
→ →任意のドッキング可能なダイアログのボタンアイコン をクリックすると出てくるタブメニューより
→ダイアログが少なくともひとつ開かれておれば、 切り放したウィンドウ のリストが現れます。 このときは画像メニューより → と進めば「パス」ダイアログを浮かび上がらせられます。
メニューにパスはそれぞれが一枚の画像に属します。 パスはレイヤーと同じく画像の一部なのです。 パスダイアログは現在活性化している画像に属しているパスの一覧表を示します。 別の画像に移ればダイアログの一覧表も別のものに替わります。 パスダイアログが「レイヤー, チャンネル, パス」ドックに入っていたなら、 現在活性化している画像の名前がドックの上部にある画像メニューに表示されているのが見えるでしょう。 (もし無ければ、 タブメニューで を指示すれば画像メニューをドックに付けられます。)
If you are familiar with the Layers dialog, you have a head start, because the Paths dialog is in several ways similar.
At the top, there are two 「Lock」 icons:
A 「path」 icon tells us whether editing the current path is locked (disabled) or not. Clicking the icon toggles between enabled and disabled.
注記 | |
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Until GIMP 2.10.32 this was called Lock Path Strokes. That name was considered ambiguous, because the term strokes is also used for stroking lines along a path, which this option does not change. |
A 「cross with arrows」 icon tells us whether the current path position is locked (disabled) or not. When the path position is locked, the path can't be moved. Clicking the icon toggles between enabled and disabled.
The Paths dialog itself shows a list of all paths that exist in the image, with four items for each path:
「開いた目」のアイコンはパスが可視化されているときに現れ、 不可視の場合はその欄が空白になります。 「可視」とはパスをなぞる線が画像ウィンドウ上に表示されていることをさします。 パスはその境界線を描画するなどの塗色をしなければ、 実際のところ画像の画素データとしては現れません。 目の印の欄をクリックすればパスの可視性が切り替わります。
「鎖」の印はパスが組み合わせ変形対象になっているときに目の印の欄の右隣に現れ、 個別に変形できるときは消えています。 「組み合わせ変形対象」とはレイヤーやチャンネルなどの描画対象からなるひとつのまとまりに加わることをさしており、 そのいずれかが拡大・縮小や回転などの変形を受けると連結された他の描画対象がすべて同時に変形されるしくみです。 鎖の印の欄をクリックすればパスの組み合わせ変形の状態が切り替わります。
小さなプレビューアイコンがパスの素描を表示しています。 そのアイコンをクリックして画像上までドラッグすると、 画像にこのパスの複製が加わります。
パスの名前はその画像内で重複があってはいけません。 名前欄をダブルクリックすると編集ができるようになります。 既に使われている名前をつけたときは名前の唯一性を確保するため名前のあとに「コピー」の語句が付け加えられ、 さらに同じ名前を与えるとこんどは「#1」のような番号が振られます。
一覧表が空でなければ、 その中のどれかひとつのパスが必ず画像の 活性パス とされ、 ダイアログのメニューや下側に並ぶボタンを通じて行なうあらゆる操作の対象となります。 活性パスは一覧表で強調表示されます。 パスの一覧表のひとつをクリックすればそれが活性パスになります。
一覧表のいずれの項目もマウスの パスメニュー が出てきます。 またダイアログのタブメニューからもこのメニューを呼び出せます。
でクリックすると、 後述するパスダイアログの底部にあるボタンはすべてパスメニュー (一覧表のいずれかの項目を
クリックして起用) の項目にも同じコマンドがありますが、 修飾キーを押しながらクリックすれば拡張オプションが扱えるボタンもいくつかあります。See New Path. Holding down Shift makes a new (empty) path with the last used values, without opening the New Path dialog.
See Raise Path. Holding down Shift moves the path to the top of the list.
See Lower Path. Holding down Shift moves the path to the bottom of the list.
後述するパスメニューの パスの複製 をご覧ください。
パスを選択範囲に変換します。 詳細は パスを選択範囲に をご覧ください。 修飾キーを使うと既存の選択範囲と掛け合わせた新たな選択範囲の作成を制御できます。
修飾キー | 動作 |
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なし | 既存の選択範囲に置き換わります |
Shift | 選択範囲を追加します |
Ctrl | 選択範囲から除外します |
Shift+Ctrl | 重なりを選択範囲にします |
Holding down Shift brings up the Advanced Options dialog, which probably is only useful to GIMP developers.
See Stroke Path. Holding down Shift strokes the path based on the last used values without opening the Stroke Path dialog.
Delete Path deletes the currently selected path.
パスメニューを開くにはパスダイアログのパス一覧表の項目上をマウスで
クリックするか、 パスダイアログのタブメニューの最初の項目 ( ) を辿ります。 このメニューでパスに関わる操作の大部分が行えます。Edit Path is an alternative way to activate the Paths tool, used for creating and manipulating paths. It can also be activated from the Toolbox, or by using the keyboard shortcut B.
パス名の変更... はパスの名前を変更できる小さなダイアログを呼び出します。 パス名の変更はパスダイアログの一覧表内のパス名をダブルクリックしてもできます。
Color Tag brings up a sub menu, similar to the one in the Layers Dialog, that allows you to select a color tag for the selected path.
は一面の新たなパスを作成し、 パスダイアログの一覧表にその項目を加え、 その画像においての活性パスにします。 また新しいパスの名前を与えるためのダイアログを開きます。 新しいパスにはまだアンカーポイントがひとつも置かれていないので、 何をするにしてもまずはパスツールを使ってパスを作成するところから始める必要があります。
によりパスダイアログの一覧表上でパスの項目を一段上に移動できます。 パスは一覧表のどの位置にあっても機能上の変化はありませんので、 これは単に内容を整理しておくための方便に過ぎません。
によりパスダイアログの一覧表上でパスの項目を一段下に移動できます。 パスは一覧表のどの位置にあっても機能上の変化はありませんので、 これは単に内容を整理しておくための方便に過ぎません。
Duplicate Path creates a copy of the active path, assigns it a unique name, adds it to the list in the Paths dialog, and makes it the active path for the image. The copy will be visible only if the original path was visible.
現在活性化しているパスを削除します。
「開いた目」 の印がついているものすべて) の成分を一面のパスの成分としてまとめます。 これはパスの境界線を同じ方法で描画するという場合などに便利な機能です。
はその画像にあるパスのすべての可視パス (すなわちパスダイアログでThese commands all convert the active path into a selection, and then combine it with the existing selection in the specified ways. (Path to Selection discards the existing selection and replaces it with one formed from the path.) If necessary, any unclosed components of the path are closed by connecting the last anchor point to the first anchor point with a straight line. The 「marching ants」 for the resulting selection should closely follow the path, but don't expect the correspondence to be perfect.
この操作コマンドの呼び出し方はいろいろあります。
画像ウィンドウのメニューより
→パスダイアログのメニューより
パスダイアログの底部にある アイコンボタン
「蟻の行進」に沿ってひかれますが、 常に完全一致をするものではありません。
は画像上の選択範囲から新たなパスを作成します。 出来上がったパスは大抵が選択範囲のもともと 2 次元の選択マスクを 1 次元のパスに変換するわけですから、 その算出方法には奇策がいくつか含まれることになります。 これら高度なオプションはパスダイアログの底部にある アイコンボタンを、 Shift キーを押しながらクリックすると開かれる 「「選択領域からパスの詳細設定」ダイアログ」 で設定できます。 ただしそのオプションや変数は 20 個もあり、 いずれも暗号めいた名前が[英語のまま]つけられています。 実のところこれらの高度なオプションは開発者のために設けられたものなので、 それらの詳細に立ち入ることはこの文書の持ち場の範囲を越えています。 通例 はそのままでも期待どおりの成果を挙げてくれますし、 その処理過程は (強いて意識するつもりがなければ) 気にする必要はないと言えます。
この操作コマンドの呼び出し方はいろいろあります。
From an the main menu, as
→From the Paths dialog menu, as
.From the Fill Path button in the Tool Options for the Paths tool.
Fill Path fills all areas delimited by the path with the current foreground color or currently selected pattern. See the section about Fill Path for more information.
この操作コマンドの呼び出し方はいろいろあります。
画像ウィンドウのメニューから
→パスダイアログのメニューから
パスダイアログの底部にある アイコンボタン
From the Stroke Path button in the Tool Options for the Paths tool.
Stroke Path renders the active path on the active layer of the image, permitting a wide variety of line styles and stroking options. See the sections about Stroke Path and Stroking for more information.
は活性パスをパス用クリップボードに取り込み、 他の画像に貼り付けられるようにするためにあります。
ヒント | |
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パスダイアログの縮小見本画像をクリックして他の画像までドラッグして放ってもパスを転写できます。 |
注記 | |
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When you copy a path to an image, it is not visible. You have to make it visible in the Paths dialog. |
はパス用クリップボードの内容から新たなパスを作成し、 パスダイアログの一覧表にそのパスを追加し、 その画像においての活性パスにします。 もしまだパス用クリップボードに何も取り込まれていないときは、 このメニューは一切何もしません。
Sodipodi や Inkscape のようなベクター画像プログラムに読み込んで使えるのです。 パス の節で SVG ファイル形式の情報と GIMP パスとの関係について述べていますのでご覧ください。
でパスをファイルに保存できます。 このコマンドを呼びだすとファイルを選択するダイアログが開かれますので、 保存するファイルの名前と保管場所を指定してください。 またこのパスは コマンドを使えばあとから GIMP 画像に取り込むことも可能です。 パスを保存するファイル形式は SVG です。 これはつまりこうしておけば保存したパスがパス の節で SVG ファイル形式の情報と GIMP パスとの関係について述べていますのでご覧ください。
は SVG ファイルを基にパスを新たに作成します。 このメニューを呼びだすとファイルを選択するダイアログが開かれますので、 ここで読み込まれるファイルを探し出して指定してください。