コマンドは布のような質感を選択範囲もしくはアルファ領域につけるスクリプトです。
このスクリプトはインデックス化カラー画像の場合はメニュー項目が灰色無効となり使用できません。
このスクリプトはつぎの手順で処理をしています。
元画像と同じ大きさ、 あるいはもしあれば選択範囲やアルファ領域の大きさの画像を別に作成し、 そこに白く塗りつぶしたレイヤーを加えて強く RGB ノイズ をかけます。
先ほど追加したレイヤーの複製を作り、 上側のレイヤーを 乗算 モードにします。
水平方向に半径 ぼかし X、 垂直方向に半径 ぼかし Y の ガウスぼかし を下側のレイヤーにかけます。
これら2層のレイヤーを統合し、 コントラストを 最大限伸長 させてから再びちょっとだけノイズをかけます。
最後にこの画像を使って元画像に バンプマップ 処理をかけます。 このとき 方向、 高度 (バンプマッププラグインでは 持ち上げ )、 深さ (同 深度 ) をパラメータに用います。
方向、 高度、 深さ は バンプマップ プラグインからきています。
これらのパラメータは水平方向に ぼかし X、 垂直方向に ぼかし Y の長さぶんだけ織り目文様の糸筋を伸ばします。 値の範囲は 3 から 100 です。
方向 スライダは光の射してくる方向を方角で指定します。 最低値 (0.00) と最大値 (360.00) が時計の文字盤で 3 時の方向を差しています。 値を増すほどに方角は反時計回りに移動します。
高度 スライダは光の射してくる高さを指定します。 最小値 (0.50) なら光は水平方向から射し、 最大値 (90.0) なら光は天頂から射します。
深度 スライダはバンプマップで見掛け上の谷と山の高低差を指定します。 値を大きくとるとよりごわごわした風合いの布を表現します。 値の範囲は 1 から 65 です。