このフィルターはスクリプト作者のことばを借りると「簡潔ながら格好良いクロームロゴ」 (上図参照) を作成する「クローム」ロゴスクリプトから派生しました。 ロゴスクリプトは画像ウィンドウのメニューの → → → にあります。
フィルターはアルファ域に簡潔なクロームめっきの効果を与えます。 アルファ域とは活性レイヤーでアルファチャンネルによって定まる不透明や半透明な領域のことであり、 可視性による選択範囲ととらえることもできます。 このフィルターの効果はアルファ値によって適用が加減されます。
明らかにこのフィルターは狭い領域に適用すると「冷たい」印象しか出ません。 太くする方法として オフセット 値を増してみてもよいでしょう。 後述 の例もご覧ください。
警告 | |
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画像は常に活性レイヤーの寸法と同じ大きさに変更されます。 |
このオプションの値はクローム効果を作成するときとドロップシャドウを置くために使われます。
このフィルターはドロップシャドウをアルファ域の形に生成します。 出来た影の移動距離はオフセット値から算出されます。 右方向にはオフセットの 40%、 下方向にはオフセットの 30% 移動します。 さらに選択範囲はオフセットの 50% の半径で 境界線がぼかされ ます。
クローム効果は一時的にレイヤーを生成して効果処理に利用します。 こういったレイヤーについても同じ距離、 つまり指定されたオフセットの 40% と 30% の距離を移動し、 オフセットの 50% の半径で境界線がぼかされます。 ですからアルファ域の見え方もオフセット値に左右されます。
スクリプトが生成する背景レイヤーはこの背景色で塗りつぶされます。 初期状態では明るい灰色です。 色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが開かれて、 他の色も選択できます。