フィルタは金属製に見える物体と鏡面反射する地面に映る姿を描き、 興味深いドロップシャドウをつけます。
このフィルタはテキストに同様な効果 (上記参照) をつけたロゴを作成する「冷たい金属」ロゴスクリプトから派生しました。 ロゴスクリプトは画像ウィンドウのメニューの → → → にあります。
このオプションの値はもともと「冷たい金属」Script-Fuロゴスクリプトのフォントサイズオプションでした。 ここでは内部的に境界線のぼかしとぼかし処理の半径やエンボス加工と波紋パターンの作成にこの値が使われています。
スクリプトが生成する背景レイヤーはこの色で塗りつぶされます。 色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが現れて、 他の色も選択できます。
冷たい金属スクリプトに使われるグラデーションは初期設定では「Horizon 1」です。 グラデーションボタンをクリックすれば簡約型の グラデーションダイアログ が開かれ、 他のグラデーションも選択できます。
初期状態ではここで選ばれたグラデーションは画面の上から下への方向で利用されます。 このオプションを有効にするとその向きが逆になります。
このフィルタの効果について少なくともそのいくつかはかいつまんで説明しておくべきでしょう。 このフィルタが映り込みや素敵な影を描くしくみはさにあらずスクリプトがやっている操作を手動で再現する方法について解説が必要だと思います。 具体的にはどんなツールを使っているのかが秘訣になりますが。
映り込みの作成
アルファ域はグラデーションで塗りつぶされているとします。 そのあと、
自然な映り込みに見えるようそのレイヤーを縮小します。 このスクリプトは元の高さの 85% に縮めています。 この処理には レイヤーの拡大・縮小 コマンドか 拡大・縮小ツール が使えます。
あとは レイヤーマスクを追加 してそのレイヤーマスクに白もしくは灰色から黒に変化する グラデーション をかけ、 当然ながら レイヤーマスクを適用 します。
影の作成
アルファ域を黒く塗りつぶしたいので、 具体的には レイヤーの複製 をとって 不透明部分を選択範囲に 転換して塗りつぶします。 そのあと、