移動ツールはレイヤーや選択、 パス、 ガイドを移動するためのものです。 テキストも移動できます。
「移動」ツールを起用する方法はつぎのいずれかです。
画像ウィンドウのメニューより
→ →ツールボックスのツールアイコン
キーボードショートカット M
ガイド (見当線) を作ったときは自動的に移動ツールが起用されます。
注記 | |
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スペース キーを押すと使用中のツールが一時的に移動ツールに変身する機能があります。 スペースキーを放すまで移動ツールの状態が続きます。 スペースキーを放すともとのツールに戻ります。 この設定は 環境設定 ダイアログの「画像ウィンドウ」のページの スペースキーが押されている時 のオプションに を選んでください。 |
一般的にはこのツールを起用すると、 そのツールオプションがツールボックスの下に繋げられたウィンドウ上に現れます。 そのようなウィンドウが見あたらないときは、 画像ウィンドウのメニューより
→ → と辿れば今使っているツールのツールオプションウィンドウが開きます。注記 | |
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これらのオプションについては 変換ツールの共通オプション に説明があります。 |
移動対象として選んだオプションは移動ツールを終了しても保持されることを忘れないでください。
「レイヤー」を対象とした移動ならば、
レイヤーを複数持つ画像の、 現在活性化しているレイヤーに属する要素の上ではマウスポインタの姿が移動十字矢印に替わります。 その要素はクリックしてドラッグすれば移動できます。 もしポインタの姿に小さな掌が加わっている場合 (つまりまだ活性レイヤーの部品を 何も つかんでいないことを表しているとき) には、 代わりに不活性レイヤーを移動する可能性があります。 (移動の最中は一時的にそのレイヤーが活性レイヤーとなります。)
画像上にガイド (見当線) を置いていた場合は、 線上にマウスポインタをかざすと線が赤色に変わります。 これはガイドが活性化したことを示しており、 移動できます。
現在活性化しているレイヤーのみ移動できます。 これは透過部分をもつレイヤーを移動したいとき、 間違って他のレイヤーをつかむのを防げます。
移動ツールは選択範囲の輪郭だけを移動できます。 移動対象が「レイヤー」の場合は、 Ctrl+Alt キーを押しながら行います。
移動対象が選択範囲の場合は、 キャンバス上ならばどこでクリックしてドラッグしても選択範囲の境界線を移動できます。 また 矢印 キーを使うと精密に選択範囲を移動できます。 このとき Shift キーを押しながらだと 25 ピクセルごとに移動します。
選択範囲を移動ツールで移動する際に、 選択範囲の中央には小さな十字の印がつきます。 選択範囲の境界線やこの十字は、 画像ウィンドウのメニューで
→ (あるいは ) のオプションを有効にすると、 それらのガイドに吸い付きます。 これで選択範囲を揃えるのが楽になります。選択範囲の移動 をご覧ください。
移動対象を「レイヤー」にしてください。 そうしたら アクティブなレイヤーを移動 を選択するか、 またはレイヤーが1層だけの場合でも複数ある場合でも つかんだレイヤーまたはガイドを移動 が選択できます。
小さな鎖のしるしをつけてレイヤーを連結した場合には、 不活性なレイヤーも含めて一緒に移動します。
画像ウィンドウ辺上の定規からガイドをドラッグして曳き出すと、 移動ツールが自動的に呼びだされます。 そのあと他のツールを使用したのなら、 移動ツールはご自分で呼びだしてください。 マウスポインタをガイドの上にかざすとガイドは赤色に変わりますので、 それをクリックしてドラッグすれば移動できます。
パスツールダイアログには独自の移動機能があります。 「パス」 をご覧ください。 もちろん移動ツールを使ってもパスを移動できます。 移動対象に「パス」を選んでください。 ちなみにパスは不可視になっていることがよくありますので、 パスダイアログで可視化してしてください。 移動したいパスを選ぶと活性化しますのでそのパスを移動できます。
テキストはそれぞれがレイヤーになっていますので、 レイヤーと同じ移動方法をとります。 「テキスト」 をご覧ください。