4.2. 画像のサイズを変える (拡大・縮小)

問題: あなたは大きな画像を持っていて、 これをウェブページに載せるのに最適な大きさにしたいと考えているとします。 この例題にはAPODから [APOD03] の美しい画像 m51_hallas_big.jpg を使用します。

図3.16 縮尺をかけられる例題画像

縮尺をかけられる例題画像

GIMPが開いた画像が、 理にかなった大きさで表示されていることにすぐ気付いた人もいるかもしれません。 例題画像のような本当に大きな画像を開くと画面にうまく合うよう表示倍率を変えて表示されます。 表示倍率は画像ウィンドウのステータスバーの左側に表示されます。

タイトルバーに表示されるものには他に色空間のモードがあります。 ここがRGBになっていればOKです。 インデックスもしくは グレースケール となっている場合は、 「モードを変える」 をお読みください。

図3.17 GIMPで画像の拡大・縮小をしているようす

GIMPで画像の拡大・縮小をしているようす

画像の拡大・縮小ダイアログは画像ウィンドウのメニューより 画像画像の拡大・縮小... と進むと呼び出せます。 このメニューは画像ウィンドウを 第2ボタン でクリックすると呼び出せるほか、 ウィンドウ上部のメニューバーも使えます。 メニュー内の項目のうちその名前が...で終わっているものをクリックすると、 ダイアログが現れるようになっています。

図3.18 画像をピクセル単位で縮尺しているときのダイアログ

画像をピクセル単位で縮尺しているときのダイアログ

幅から決めたいときは、 画像サイズ (キャンバスサイズ) のところの にその値を入力します。 大きさを決めかねているのでしたら、 とりあえずGIMPの想提値 256 ピクセルに倣いましょう。 上の図はこの作業の様子を描いています。

図3.19 画像をインチ単位で縮小しているときのダイアログ

画像をインチ単位で縮小しているときのダイアログ

もしもたとえば画像を一般的なウェブブラウザ上で 4×6 インチの写真のように表示させたいのであれば、 単位にインチを選び、 高さ のところに4インチを入力しましょう。 (4×6 インチより小さくなることはあっても大きくなることはありません。) 上図はその様子を再現しています。

GIMPでいろいろな大きさを試してみましょう。 そのうちに縦と横の値を変える操作や、 適度な大きさ等の画像を扱うコツがつかめてきます。 縦横の一方を決めてGIMPにもう一方を計算させるのもやってみましょう。 もっと他の長さに変えたいのならば 「画像を切り抜く」 をご覧ください。