4.4. 画像を切り抜く

図3.26 画像切り抜きの例

画像切り抜きの例

元の画像

画像切り抜きの例

切り抜いた画像


画像を切り抜く理由はたくさんあります。 枠に収まるようにしたり、 背景の要らない部分を切り落として被写体をよく見えるようにしたり…。 切り抜きツールの呼びだし方には2通りあります。 ツールボックスの ボタンをクリックするか、 画像ウィンドウのメニューより ツール変換ツール切り抜き と進んでください。 するとカーソル形状が変わり、 クリックしてドラッグすることで矩形が現れます。 ツールボックスのボタンはツールを手に取るのには最適ですね。 ここでは大判で美しいAPODの画像 [APOD05] を選びました。

図3.27 切り抜き範囲を選択

切り抜き範囲を選択

画像を切り抜くとき、 私はおおよその目見当で左上をクリックしてから右下にドラッグして範囲を決めています。 上図の赤い線はなぞったところのおおよその経路です。 切り抜きの最初からきっちり正確にしようと苦心する必要はありません。 すぐさまツールオプションでうまく直せます。

図3.28 切り抜きツールオプション

切り抜きツールオプション

クリックしてドラッグしてボタンを放すと切り抜かれる領域が矩形の枠として画像上に図示されます。 この切り抜き枠内や周辺のいろいろなところにマウスをかざすとポインタの姿が変化します。 その各部分をマウスでクリックしてドラッグすれば枠の寸法や位置が変更できます。 上図で示すとおり、 切り抜き枠の大きさを変えるとステータスバーにその寸法が表示されます。 GIMP切り抜きツールの使い方についてのより詳しい情報は 「切り抜き」 でご覧ください。 もしこの矩形画像を正方形に整形するのならば、 幅と高さの情報を画像情報の早分かり 「画像に関する情報を見る」 参照) を参考に調べてください。 長方形の短辺で正方形のサイズを決めます。 ここに 300×225 ピクセルの画像があるとして正方形を最大限の大きさで切り抜くとすると、 225×225 ピクセルとなります。 画像の一番良いところを取れるように調節することになります。 枠を動かし切り抜く大きさを変え、 望みどおりの画像の領域を囲みます。 決まったら枠内中央をクリックすれば切り抜きが実行されます。