ここでも新たにAPOD [APOD06] より画像をいただきました。 画像ウィンドウにはもっと詳しい情報がすぐに得られるしくみがあります。 例えば画像の寸法もわかります。 画像ウィンドウのメニューより → と辿ってください。 するとダイアログが現れ、 画像の情報が詳しく書かれています。
「画像を切り抜く」 のすすめで正方形の画像を作っている最中でしたら、 最小の寸法はすぐ簡単に分かるはずです。 あとはこのダイアログを開いて短辺を読みとり再び前の節に戻ってください。 ここでの情報が随分と少ないこともありますが、 私の画面上ではダイアログのスクリーンショットとメニューの画像の間を埋める余裕がなかったので、 ここからときおり計算演習を交じえることになりますが、 理想の画像に近づく一歩だと思ってください。
ウェブブラウザのウィンドウに写真などの画像が出るのはいいものですね。 オンラインでの写真を 4×6 インチに見せるには、 (大抵のディスプレイモニタの解像度が 72dpi なので) 288×432 ピクセルの画像にします。 しかしながら画像を縮尺するときに問題がおこります。 原本の縦横比と欲しい写真の縦横比が異なっているのです。 そこで縮小した画像の高さを何ピクセルか削って適正な大きさにします。 出来上がった画像はほとんどのモニタ上で大きさが 6×4 インチの写真に「見える」はずです。
スキャナでとりこんだ写真やデジタル写真やスキャナでとりこんだ写真ネガを混ぜて使うと困ったことになります。 近代のフィルムを処理する機械は画像を現像紙の大きさかある特定の形式に合わせるため自動的に画像を切り抜きます。 この種の現像用画像を使うことになっていたり、 あるいは写真展に使う画像の出所が異なっているときに、 思い通りのサイズに素材を整える知能切り抜きがきっと有利に働くでしょう。 話がややこしかったかもしれませんが写真現像の業界の所為ですから、 GIMPを責めないでください。
画像を拡大・縮小するときと同じ手順で画像の解像度が変更できますが、 ちょっと試してみて分かったのがピクセル数をどうするかという問題です。 ここからは最初の画像を写真館で現像したものと同じにするとの趣向で話をすすめます。 1インチあたり 300ピクセル[300ppi] がよいでしょう。 2241×1548 ピクセルの画像を 7×5 の写真のように印刷するのは簡単です。 2241px/300ppi = 7.47 in. 短辺も計算してみてください。 1548/300 = ??
グラフィックやコンピュータの初心者にはさらに不都合なことが待っています。 画面上で見える画像が思ったとおりであっても、 印刷までうまくいくとは限らないという問題です。 私は先程、 印刷は 300dpi だとして画像の見えかたの演習をすすめました。 でもごめんなさい。 オプションはいろいろあります。 私の友人で画像を一旦印刷してスキャナで取り込みなおしたなんて話もあるんです。 正直、 キツイです。