GIMPでいう パターン (文様) とは指定された領域を埋め尽すように敷き詰められる小さな画像のことです。 パターン の節でパターンに関する基本的な説明と作り方や使い方について述べています。
塗りつぶし ツールや スタンプで描画 ツールで使えるほか、 パターンで塗りつぶす コマンドもあります。
「パターン」ダイアログではパターンの見本画像が升目状に並べられていますので、 クリックして選びだしてください。 選ばれた現在のパターンはツールボックスの「ブラシ/パターン/グラデーション」の区画でも表示されます。 多少闇雲に選ばれたと思われるものも含め1グロスを越すパターンがGIMPに付いてきますが、 自前のパターンも簡単に追加できます。
「パターン」ダイアログはドッキング可能です。 その扱い方については 「ダイアログとその合体」 の節をご覧ください。
呼び出し方はつぎのとおりです。
ツールボックスの「ブラシ/パターン/グラデーション」の区画でパターンの標識をクリック
画像ウィンドウのメニューより
→ →任意のドッキング可能なダイアログのボタンアイコン をクリックすると出てくるタブメニューより
→スタンプで描画 ツールや 塗りつぶし ツールのツールオプションダイアログ上のパターンを選ぶためのボタンをクリックすると、 よく似た一覧表が現れて手早くパターンを選べるようになっています。 この飛び出し一覧表の右下にある ボタンをクリックすれば本物の「パターン」ダイアログが呼び出せます。 ちなみに環境設定によっては、 この飛び出し一覧表から選んだパターンは現在起用しているツールにのみ適用させ、 他のツールで用いるパターンは変更しない設定も可能です。 より詳しくは 環境設定 ダイアログの「ツールオプション」のページをご覧ください。
タブメニューで 「並べて表示」を選ぶと一度にたくさんのパターン見本が探せるように各パターンアイコンは升目状に並べられます。 「一覧で表示」の場合はパターン見本とその名前が一覧表に列挙されます。
と を切り替えられます。ヒント | |
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パターンの本来の大きさによらずこのダイアログの見本画像はすべて同じ大きさで表示されます。 大きなパターンはその片鱗しかダイアログ上で見られないのです。 これは升目状に並べても名前つきで列挙しても変わりません。 パターンの全体像を見るには見たいパターンの見本画像を クリックしたまましばらく待つ だけで十分です。 |
注記 | |
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タブメニューの サブメニューではパターンの見本画像の大きさが選べます。 |
ダイアログの最上部に現在選択されているパターンの名前と大きさ (ピクセル単位で幅×高さ) が表示されます。
利用可能なパターンのすべてがダイアログの中段に升目状に並べられており、 唯一現在選択されているものだけに枠線がついています。 これらのどれかひとつをクリックするとそれがGIMPでの現在活性化しているパターンとなり、 ツールボックスの「ブラシ/パターン/グラデーション」の区画でその見本画像が表示されます。
この表示ではパターンは升目状に並べられるのではなく縦一列に列挙され、 それぞれの名前と大きさもあわせて表示されます。 一覧表のいずれかの行をクリックすれば、 升目表示での場合と同じように、 そのパターンがGIMPの現在活性化しているパターンとなります。
パターンの名前は ダブルクリック すると書き直せます。 ただし変更できるのは自前でインストールしたものに限られ、 GIMPと一緒に提供されたパターンは対象外です。 仮に変更の権限のないものの名前を編集しても、 これを確定しようとして Enter キーを押したりどこか他のところを触るとたちまち名前は元に戻されます。
キーボードショートカット Ctrl+F で検索窓が現れます。 一覧表ダイアログの検索窓 をご覧ください。
一覧表でのそのほかの操作はいずれも升目状表示でするのと全く同じです。
このアイコンボタンをクリックすると選択されていたパターンは一覧表から消されるだけでなくファイルそのものがディスクから削除されます。 ただしGIMPと一緒についてきてシステムディレクトリの patterns
フォルダにインストールされたパターンファイルはどれも消去できません。 書き込みが許されているフォルダに保管されたパターンのみが削除可能です。
このアイコンボタンをクリックするとGIMPはパターンの検索パスに登録されているフォルダを再度読み込み直して、 パターンが新たに見つかると一覧表に追加します。 新しいパターンをフォルダに追加したときにGIMPを再起動せずともそのパターンを利用可能にできる便利なボタンです。
このアイコンボタンをクリックすると現在選択されているパターンファイルが新たに画像ウィンドウに開かれます。 つまりそれを編集できます。 でもまたそのファイルを拡張子 .pat
のついた名前で保存しようとすると、 たとえ新しい名前にしたとしてもGIMPのシステムディレクトリ内に保管することになり「書き込み権限がない」として拒否されるでしょう。 しかし Windows™ でなら規制が緩いためこのような問題は起こりません。
脈絡メニューは「パターン」ダイアログのタブメニューから サブメニューと進むか、 ダイアログ上を でクリックして呼び出します。 アイコンボタンで説明したコマンドのほか、 パターンの保管場所のパス名をクリップボードに写し取る があります。