7.5. レイヤーを固定

フローティングレイヤーあるいはフローティング選択範囲とも呼ばれる一時的レイヤーを作成すると、 これはレイヤーの積み重ねに追加されます。 フローティングレイヤーがあるときはそれを対象にした操作しかできません。 画像上のそれ以外のレイヤーで作業するには、 その前にフローティングレイヤーを直前に活性化していたレイヤーに レイヤーを固定 コマンドで固定してやらねばなりません。 画像にフローティング選択範囲が無い場合はこのメニュー項目が灰色無効になっていて使用できません。

[注記] 注記

選択ツールを使用中ならばマウスポインタはフローティング選択範囲の領域外にかざすと錨のしるしのついた姿に変化します。

7.5.1. コマンドの呼び出し方

  • 画像ウィンドウのメニューより レイヤーレイヤーを固定

  • キーボードショートカット Ctrl+H

7.5.2. フローティング選択範囲を固定するその他の方法

フローティング選択範囲の固定の仕方は他にもあります。

  • 画像上のフローティング選択範囲外の領域をどこでもクリックすればフローティング選択範囲をそれが根付くべき現在のレイヤーに固定できます。

  • レイヤーダイアログ Anchor the floating Layer アイコンボタンをクリックしてもフローティング選択範囲を固定できます。

  • フローティング選択範囲があるときに レイヤーの追加... を実行すると、 そこで新たに作成されたレイヤーにフローティング選択範囲が固定されます。