下のレイヤーと統合 コマンドは活性レイヤーをレイヤーの積み重なりの順序からみてその活性レイヤーの直下にあるレイヤーに統合させます。 またこのときレイヤーの不透明度やレイヤーの モード をはじめとする活性レイヤーのさまざまな特性を反映して統合します。 統合により生成されるレイヤーは「標準」モードになり、 不透明度は下側のレイヤーの値を受け継ぎます。 ただし下側のレイヤーが不透明でない場合やレイヤーのモードが標準以外になっている場合は、 このコマンドを実行すると通常は画像の見た目が変わってしまいます。

下のレイヤーと統合 コマンドのいちばんよく使われる場面はつぎのようなレイヤーの生成法でしょう。 まず「元絵のレイヤー」 (大抵は操作の状況がよくわかるよう、 不透明で標準モードにするでしょう) を用意し、 その上に「加工用レイヤー」を被せて形も不透明度もレイヤーモードも思いのままに調整します。 あとでこの加工用レイヤーに「下のレイヤーと統合」を実行すれば2層のレイヤーが1層にまとまり、 この場合画像の見た目が変わることはありません。