2.3. 画像の作成

図15.7 画像の作成サブメニュー

「画像の作成」サブメニュー

このメニュー項目は以前の版のGIMPでツールボックスメニューバーにあった Acquire メニューの代わりに作られました。 ツールボックスメニューは他にもロゴ作成やボタン画像作成、 パターン生成をするたくさんのメニューがありました。

これらのコマンドはシステムの機能を呼び出しますので、 お使いのシステムによっていくぶんふるまいが異なります。

2.3.1. サブメニューへの入り方

  • 画像ウィンドウのメニューより ファイル画像の生成

2.3.2. クリップボードから

選択範囲を コピー すると写し取られた選択範囲はクリップボードに入ります。 これを利用して新しい画像が作成できます。

このコマンドは 編集 メニューの 画像をクリップボードから生成 コマンドと同じはたらきをします。

キーボードの Print Screen キーを押すと画面の表示が画像となってクリップボードに取り込まれます。 この機能は次に述べる スクリーンショット ダイアログで 画面全体 のスクリーンショットを撮る機能と同じです。 Alt+Print Screen キーの組み合わせなら活性ウィンドウだけをその装飾枠も含んだ表示から画像を作成しクリップボードに取り込みます。

2.3.3. スクリーンショット...

図15.8 スクリーンショットウィンドウ

「スクリーンショット」ウィンドウ

スクリーンショット... コマンドはダイアログを開きます。 ダイアログは2つの部分に分かれています。

取り込む範囲
単一ウィンドウ

マウスポインタが照準点の姿になったら、 撮影したいウィンドウをクリックしてください。 新しい画像が作成され画像ウィンドウで開かれます。 このとき ウィンドウのデコレーションも含める オプションにチェックが入っていない場合はタイトルバーやウィンドウ枠が除かれます。 [上図がその例です。]

画面全体

これは吹き出しメニューなどポップアップするウィンドウを撮り込むときに役立ちます。 メニューなどを引き出す余裕の時間として待ち時間が必要になるはずです。

マウスポインタを含める オプションを有効にするとマウスポインタの姿も撮り込まれます。 マウスポインタだけはもう1層のレイヤーになりますので、 あとから画像内で位置を変更できます。

指定した範囲

マウスポインタが照準点の姿になったら、 画面上で任意の位置からクリックしてドラッグすると矩形枠ができます。 マウスボタンを放したときの矩形内の画面が撮り込まれ、 新しい画像ウィンドウで開かれます。

取り込むまでの待ち時間

画面全体のスクリーンショットを撮る場合は待ち時間が経過すると自動的に撮り込まれます。 それ以外の範囲を選んだときは待ち時間が経過するとマウスポインタが照準点の姿に変わります。

2.3.4. 撮影・取り込みデバイス

この項目はスキャナやカメラなど撮影して画像を作成するデバイスをシステムに導入されている場合にのみ出現します。

図15.9 スキャナとカメラ

スキャナとカメラ

撮影ができるデバイスの種類はここで説明しきれないほど豊富にあります。 幸いどれもかなり直観的に使えます。 上の例図ではスキャナかウェブカムが利用できることがわかります。

2.3.5. ボタン; ロゴ; パターン; Web ページテーマ

以下はScript-Fuのありがたいリストです。 ともかく何があるか見てください。