「ぼかし/シャープ」ツールは現在使っているブラシで局所的に画像をぼかしたり際立たせたりするために使います。 ぼかしの使い道として、 画像の一部が目立ちすぎている場合にそれを柔らげてやるのには便利です。 ぼかしをレイヤーの全体もしくは広い範囲に適用したいときは、 ぼかしフィルター を使う方がよいかもしれません。 このツールでは描線の走る方向を考慮しませんので、 もし筆の方向で効果が変わるぼかしが必要ならばにじみツールを使ってください。
In 「Sharpen」 mode, the tool works by increasing the contrast where the brush is applied. A little bit of this may be useful, but over-application will produce noise. Some of the Enhancement Filters, particularly the Unsharp Mask, do a much cleaner job of sharpening areas of a layer.
ヒント | |
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「スタンプで描画」ツールを使えばもっと高度なシャープ化ブラシを作れます。 その方法はまず作業するレイヤーの複製をとり、 コピーの方にアンシャープマスク等の強調フィルターをかけます。 それから「スタンプで描画」ツールを起用して、 オプションはスタンプソースに を、 位置合わせには を指定しておきます。 不透明度は控え目に、 だいたい 10% ぐらいにします。 Ctrl キーを押しながらコピーのレイヤー上でクリックして参照用画像に定めます。 元画像上で描画をすれば、 ブラシでなぞった部分では、 強調されている版と強調されていない版の両者の合成が起こります。 |
「ぼかし」と「シャープ」の作用は累加できます。 ブラシで局所的に繰り返しなぞることでその効果は上塗りされるのです。 割合 オプションで変更が積み重なってゆく速さを調節できます。 ただし 不透明度 の調節によっては一筆でできるぼかしの実効力に限度が設けられ、 回数を重ねても無視されるおそれがあります。
描画ツールに共通する修飾キーについては 描画ツール共通のキー修飾 をご覧ください。
このキーを押している間は「ぼかし」から「強調」にモードが替わります。 ただしツールオプションで設定を逆転できます。
一般的にはこのツールを起用すると、 そのツールオプションがツールボックスの下に繋げられたウィンドウ上に現れます。 そのようなウィンドウが見あたらないときは、 画像ウィンドウのメニューより
→ → と辿れば今使っているツールのツールオプションウィンドウが開きます。描画ツールの全般もしくは大多数に共通するツールオプションについての説明は 描画ツール共通のオプション をご覧ください。
Hard edge: this option gives a hard contour to the blurred/sharpened area.
シャープ をかけすぎると汚いホコリ玉のようになってしまいます。 モードはここで設定した限りではなく、 Ctrl キーを押しておれば作業中でも逆転できます。
モードでは、 ブラシに触れた画素 (ピクセル) は隣接するピクセルと色が混ざりあいますので、 ブラシの通った領域は画素の相似性が高まります。 のモードはどの画素も隣接する画素との違いをより強くしますので、 ブラシの通った領域のコントラストが増します。「ぼかし/シャープ」は数学の行列式を適用しています。
割合 スライダーでぼかし効果や際立たせ効果の強度を定めます。