9.2. ブラシの手早い作成

ブラシを簡単に作る方法を 2 通りご紹介します。

  1. 最初は超高速技です。 画像の一部を、 鉛筆やエアブラシなどのツールで使うブラシに取り込むのです。 まずは画像を開いてください。 そうしたらその部分を矩形選択 (または楕円選択) ツールで選択範囲にして、 編集コピー (Ctrl+C) でその選択範囲を写し取ればたちまちブラシダイアログの最初の位置にその見本が現れます。 この位置はクリップボードという名前で呼ばれていて、 すぐに使えます。

    図7.21 選択範囲が取り込まれてブラシになる

    選択範囲が取り込まれてブラシになる

  2. ふたつめの方法は最初のよりも手が込んでいます。

    ファイル新しい画像... と進み、 色空間グレースケール で、 塗りつぶし色 い新規画像を、 たとえば幅と高さともに 35 ピクセルの大きさで作成します。

    この新しい画像を拡大ズーム表示して、 鉛筆で描画ツールを使って黒で何か絵を描きます。

    その絵を GIMP の個人用ディレクトリーの brushes フォルダーに、 拡張子 .gbr がついた形式でエクスポートします。

    ブラシダイアログウィンドウの 「ブラシの更新」 アイコンをクリックします。

    そのあとは貴方の手になる鳥肌が立ちそうなブラシが、 ちゃんと他のブラシと一緒に並んで表示されます。 今直ぐにこのブラシは使えます。 GIMP を起動しなおす必要はありません。

    図7.22 ブラシの作成手順

    ブラシの作成手順

    絵を描いたら ブラシとして保存

    ブラシの作成手順

    ブラシの更新

    ブラシの作成手順

    ブラシを使う