フィルタはちょっとだけ半透明で立体的 (3D) に見える効果を選択範囲もしくはアルファチャンネルに施すスクリプトです。 この三次元効果はつぎの手順で実現します。
以上の例は初期設定そのままです。 例えばハイライト部分や影に他の色を使ってみたり、 オフセット値を変更して方向や量を変えてみるなどの設定が可能です。
このオプションはハイライト部分と影の部分のそれぞれの調節と選択範囲の扱いについてのチェックボックスに大きく分けられます。
[負数を与えると]選択範囲の左辺と上辺がハイライト色で縁取られます。 ハイライトオフセットの値の絶対値が太さ (左辺の幅、 上辺の高さ) となります。 オフセット値が 0 未満 (初期値) のとき、 つまり ハイライト X オフセット 値が負の数ならば左辺が、 ハイライト Y オフセット 値が負の数ならば上辺がそれぞれハイライト色で塗られます。 オフセット値が 0 より大きいとき、 つまり X > 0 ならば右辺が、 Y > 0 ならば下辺がハイライト色で塗られます。
この色は選択範囲のハイライト化に使われます。 初期設定では白ですが、 色ボタンをクリックすると出てくる色変更ダイアログでどんな色にも変えられます。
選択範囲は半透明なハイライト色の領域に覆われます。 このオプションはその透明度を設定します。 この操作には レイヤーマスク を利用しますので、 値の範囲は 0 (完全透過) から 255 (完全不透明) までです。
ハイライト不透明度の初期値は 66 です。 これは 26% に相当します。
これらのオプションは ドロップシャドウ フィルタの同名のオプションと同じです (ドロップシャドウにあるレイヤーのサイズ変更オプションを除く)。
この色ボタンをクリックすれば色変更ダイアログが現れます。
影が描かれるレイヤーの不透明度を 0% から 100% の範囲で指定します。
影を本物らしく見せるために ガウシアンぼかし フィルタをかけますが、 その半径はこの値を使います。
選択範囲の直下に描かれた影のレイヤーが移動する方向と距離をここで設定します。
このオプションを有効にすると、 フィルタ適用前に作成した選択範囲は解除されずに残されます。