11.2. ベベルの追加...

11.2.1. 概観

図16.213 ベベルの追加フィルタの使用例

「ベベルの追加」フィルタの使用例

元画像。 色のついた矩形を選択。

「ベベルの追加」フィルタの使用例

ベベルの追加フィルタ適用後


ベベルの追加... フィルタは バンプマップ (下図) を用いて画像にわずかな面取り風の陰影をつけるスクリプトです。 選択範囲があればその境界線沿いに、 なければレイヤーの境界線沿いに外へ向かって下る傾斜が描かれます。

図16.214 ベベルの追加の例その2、 バンプマップ利用

「ベベルの追加」の例その2、 バンプマップ利用

元画像

「ベベルの追加」の例その2、 バンプマップ利用

バンプマップ

「ベベルの追加」の例その2、 バンプマップ利用

フィルタ適用後


11.2.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタ装飾ベベルの追加...

11.2.3. オプション

図16.215 ベベルの追加のオプション

「ベベルの追加」のオプション

厚さ

上から見た傾斜地の幅をピクセル単位で指定します。 最大幅は 30 ピクセルです。

コピーで作業する

このフィルタは初期状態では対象画像の複製を生成しその上に傾斜加工を施します。 ですから実行後には新たに画像がもう1つのウィンドウで開かれることになります。 しかし元画像上で作業をつづけ取り消し操作を考えているなどの理由があればこのオプションを無効にするとよいでしょう。

バンプレイヤーを残す

このオプションを有効にするとこの処理に使われたバンプマップが新たなレイヤーとなって画像に残されます。 下図でレイヤーダイアログが示しているように、 そのレイヤーは不可視状態で元レイヤーの下側に置かれます。