2.7. 操作履歴ダイアログ

図14.22 操作履歴ダイアログ

操作履歴ダイアログ

このダイアログは、 画像に対して行なわれた最近の操作をひと手間ごとに、 画像に起きた変化を表す小さなスケッチつきで一覧表にしています。 画像を操作履歴のいずれの時点へ戻すにもただその項目をクリックするだけです。 GIMPの取り消し機能についての情報とその裏側の説明が 取り消し で述べられています。

2.7.1. ダイアログの呼び出し方

操作履歴ダイアログはドッキング可能です。 その扱い方については 「ダイアログとその合体」 の節をご覧ください。

呼び出し方はつぎのとおりです。

  • 画像ウィンドウのメニューより ウィンドウドッキング可能なダイアログ操作履歴

  • 任意のドッキング可能なダイアログのボタンアイコン をクリックすると出てくるタブメニューより タブに追加画像ドキュメント履歴

2.7.2. 操作履歴ダイアログの利用法

操作履歴の一覧表のどれかの項目をクリックするのが基本的な扱い方です。 この方法は何ら情報を損失することも資源を浪費することもなく、 いくらでも好きなだけ履歴上の様々な状態を遡ったり進んだりできます。 操作の反応はほとんどいつも非常に高速です。

[ヒント] ヒント

キーボードショートカット Ctrl+F で検索窓が現れます。 一覧表ダイアログの検索窓 をご覧ください。

ダイアログの底部に並ぶ3つのボタンについて見てゆきましょう。

取り消し

このボタンは、 画像ウィンドウのメニューで 編集… を元に戻す を指示しても、 あるいはキーボードショートカット Ctrl+Z を使っても同じ結果が出ます。 操作履歴において一手だけ画像を元に戻します。

やり直し

このボタンは、 画像ウィンドウのメニューで 編集… をやり直す を指示しても、 あるいはキーボードショートカット Ctrl+Y を使っても同じ結果が出ます。 操作履歴において一手だけ先の状態に画像を進めます。

操作履歴を消去

このボタンは現在の状態だけを履歴に残し他の操作の記録をすべて削除します。 このボタンを押すと本当にそうするつもりなのか確認を求められます。 このボタンは使えるメモリ量に大きな制約のある場合でしか使われることはないでしょう。

[注記] 注記

タブ化すると見出し爪には が表示されます。

[注記] 注記

環境設定 ダイアログの環境のページで取り消し手数の調節ができます。