4. レイヤーグループ

この機能は GIMP 2.8 より導入されました。

レイヤーを樹木のような構造に仕分けられます。 だからレイヤーのリストはもっと管理しやすくなりました。

レイヤーグループをつくる

レイヤーグループをつくるにはレイヤーダイアログ底部の新しいレイヤーグループを作成ボタン をクリックします。

あるいはレイヤーダイアログの脈絡メニューより レイヤー新しいレイヤーグループ... に進みます。

空のレイヤーグループが現在のレイヤーのすぐ手前側に現れます。 重要なことは、 グループにそれと判る名前をつけることです (名前をダブルクリックするか F2 キーを押せばダイアログ上で直接編集できるほか、 レイヤーダイアログをマウスの 第2ボタン でクリックすると現れる脈絡メニューの レイヤー名の変更... を実行すれば小さなレイヤー名の変更ダイアログ上でも編集できます)。 これを怠ってレイヤーグループをいくつも作ると混乱をきたすはめになります。

いくつかレイヤーグループをつくったあと他のレイヤーグループに入れ子で 埋め込み ができます。

レイヤーをレイヤーグループに入れる

既にできているレイヤー をレイヤーグループに入れるにはそのレイヤーをクリックしたまま目標のレイヤーグループ上までドラッグで曳いてきて放ちます。

[注記] 注記

マウスポインターの代わりに表示される掌のアイコンが小さくなってからしかマウスボタンを放してはいけません。

レイヤーに伴って表示される横向きの線がレイヤーの行き場を示します。

現在のレイヤーグループへ 新しいレイヤー を追加するには、 レイヤーダイアログ底部の新しいレイヤーの追加ボタン をクリックするか、 画像ウィンドウメニューより レイヤー新しいレイヤーの追加... を実行します。

レイヤーグループが空でないときは樹形図の枝分かれ部分に>アイコンが表示されます。 これをクリックすればレイヤーリストを畳んだり拡げたりできます。

レイヤーグループに入っているレイヤーは少しだけ右寄りにずれて一覧表に表示されるので、 ひとめでどのレイヤーがどのレイヤーグループに所属しているかが判ります。

可視性

If a layer group is made invisible using the eye icon but still open (so that the layers inside the group are shown in the list), there is a struck out eye shown besides the layers that are inside the group to indicate that these layers are not displayed in the final projection of the image, but theoretically visible in the layer group.

レイヤーグループを上下させる

レイヤーグループは一般のレイヤーと同じようにレイヤーダイアログで重なりの順番を変更できます。 グループをクリックしてダイアログの上下ボタンで、 あるいはクリックしたままドラッグして任意の位置へ移動します。

レイヤーグループを複製する

レイヤーグループは複製が作れます。 レイヤーダイアログ底部のレイヤーグループの複製を作成ボタンをクリックするか、 レイヤーダイアログの脈絡メニューより レイヤーの複製 を実行します。

レイヤーグループを移動する

レイヤーグループはクリックして他の画像までドラッグしてきて放てば 画像間の移動 が可能です。 あるいは、 Ctrl+C のあと Ctrl+V するコピーアンドペースト (写し取り貼り付け) の技も使えます。 そのあとはフローティングレイヤーとして画像に入ってきますので固定してやる必要があります (レイヤーダイアログ底部のレイヤーの固定ボタンが使えます)。

レイヤーグループを キャンバスまで ドラッグして放つ方法もあります。 この場合グループの複製がそのグループの 中に 追加されます。 複製してできたレイヤーグループに属するすべての レイヤーを連結 してから移動ツールを呼び出し、 グループ内のいずれかのレイヤーを画像内で任意の場所までします。 この方法で画像内の複数のレイヤーにまたがって描かれた像を複製できます。

レイヤーグループを削除する

レイヤーグループを削除したいときは、 そのグループを選択してからレイヤーダイアログ底部のレイヤーを削除ボタン をクリックするか、 あるいはそのグループ上で 第2ボタン クリックをして出てきたメニューの レイヤーの削除 を実行します。

レイヤーグループを入れ子にする

レイヤーグループを活性化させているときに 新しいレイヤーグループ... コマンドを使えば他のグループのなかに接木できます。 メモリー容量の許すかぎり入れ子は何段でも重ねられます。

レイヤーのモードとグループ

レイヤーグループ内のとあるレイヤーに設定したレイヤーモードの効果が及ぶ範囲はそのレイヤーグループ内のレイヤーだけです。 いまいるレイヤーグループよりも上にあるレイヤーのモードの実効範囲は、 当レイヤーグループ内外をふくめそのレイヤー以下のすべての層です。

元画像

図8.33 レイヤーグループの内外におけるレイヤーモードの様子

レイヤーグループの内外におけるレイヤーモードの様子

白いレイヤーを彩度モードにしてレイヤーグループの 中に 置いた。 四角と三角だけが灰色に変色している。

レイヤーグループの内外におけるレイヤーモードの様子

白いレイヤーを彩度モードにしてレイヤーグループの 外に 置いた。 その下側にあるすべてのレイヤーが灰色に変色している。 背景レイヤーさえも同様に変化している。


Since GIMP-2.10, layer groups have a special layer mode: the Pass Through mode. This mode exists only if a layer group is active.

When this mode is used instead of any other one, layers inside the layer group will behave as if they were a part of the layer stack, not belonging to the group. Layers within the group blend with layers below, inside and outside the group.

While with Normal mode, layers within a group are treated as if they were a single layer, which is then blended with other layers below in the stack; a modifier on a layer inside the group blends layers below in the group only.

More details about Pass Through in Pass-through .

不透明度

レイヤーグループを選択して活性化し、 不透明度を操作すると、 グループ内のすべてのレイヤーの不透明度が変化します。

レイヤーマスク

Since GIMP-2.10, masks on layer groups are possible. They work similarly to ordinary-layer masks, with the following considerations.

The group’s mask size is the same as group’s size (i.e., the bounding box of its children) at all times. When the group’s size changes, the mask is cropped to the new size — areas of the mask that fall outside of the new bounds are discarded, and newly added areas are filled with black (and hence are transparent by default).

Of course, you still can add a layer mask to a layer in the group to mask a part of the layer:

完全不透明な白いレイヤーマスクを三角形があるレイヤーに加えた。