この演習は Seth Burgess 氏の著作 (著作権 © 2002) の文と画像がもとになっています。 原本はインターネット上で [TUT01] 入手できます。
この演習は GIMP での直線のひきかたについてご紹介します。 不正確になりがちなマウスやタブレットで引いた線が真っ直ぐになれば便利なことですし、 きっちり整った造形にコンピューターの能力が生かせます。 この演習では直線を使って何ら複雑な作業をするつもりはありません。 手早く簡単に直線がひけるようになることに重点をおいています。
準備
タイプライターの発明は Shift キーを生みだしました。 大抵のキーボードには 2 つついているはずです。 その形は上図でご覧ください。 キーボードの左右両端にひとつづつあります。 一方でマウスは、 1970年に Douglas C. Engelbart 氏によって発明されました。 いろいろな変種がありますが、 少なくとも 1 つのボタンが必ずついています。
白紙の画像を用意する
まず白紙の画像を新たに用意します。 大きさはどんなものでもかまいません。 画像ウィンドウのメニューから
→ と辿って新しい画像をご用意ください。ツールを選ぶ
上図のツールボックスで赤く強調したツールはいずれも線をひくのに使えます。
始点をとる
ツールボックスの「ブラシで描画」ツールのアイコン をクリックしてみましょう。 つぎに画像上のお好きな位置で直線の始点 (終点) をクリックします。 画面には点がひとつ現れます。 この点の大きさでいま使っているブラシの大きさがわかります。 ブラシの大きさは「ブラシ」ダイアログ上で変えられます。 (「ブラシダイアログ」 参照。) ではいよいよ線をひいてみます。 Shift キーを押したままにしてください。
線をひく
After you have a starting point and while pressing the Shift key, you will see a straight line that follows the cursor. Press the first button on the mouse (the leftmost one usually) and let it go. During that whole 「click」 of the mouse button, you need to keep the Shift key held down.
完成
これはすばらしい機能です。 描画ツールならばどれでも直線が引けます。 それから直線はつなげてつぎつぎとひくことができます。 おつかれさまでした。 Shift キーを放してください。 これで完成です。 このあとはいろいろな例をご覧ください。 楽しく GIMP しましょう!