なげなわツールの名で知られる自由選択ツールで、 マウスの 「大雑把に描く」ときにたびたび重宝するツールです。 精密に選択する用途には向きません。 達人たちは クイックマスク モードで細かく作業する前に、 なげなわツールで大まかに選択をとっておくと作業が楽になると教えてくれました。
を押しながら (またはタブレット上に尖筆を押しつけながら) 任意に輪郭を描いて選択範囲が作れます。 マウスボタンを放すと現在のポインターの位置から開始点までを結ぶ直線が引かれ選択範囲の輪郭が閉じられます。 画像領域の外に線がはみ出してもどこかで内側に戻ってこれば問題ありません。 なげなわは選択範囲をGIMP における選択についての情報や使い方は 選択 を、 選択ツール全種類に共通する機能についての情報は 選択ツール をご覧ください。
注記 | |
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自由選択ツールはマウスよりもタブレットを使うほうがはるかに楽です。 |
GIMP 2.6 より新たな機能が加わりました。 多角形選択です。 クリックしてドラッグし続ける手書きの自由選択に対し、 これはクリックのみで作られ、 つぎつぎとアンカーポイントが置かれます。 最後に置かれたアンカーポイントからマウスの現在位置までには直線が表示され、 再びクリックするまではその直線がマウスの動きに反応します。 (マウスポインターはアンカーポイント上で移動モード四方矢印の姿になります。) つぎのクリックで新たなアンカーポイントが置かれ、 直前に置かれたアンカーポイントとの間に分節の線分が引かれます。 Ctrl キーを押している間は直前のアンカーポイントから 15 度刻みの方角の位置にのみ次のポイントが置けます。
もちろん、 手書きの曲線と多角形線分は混在できます。
自由選択に固有の修飾キーはありません。 選択ツールに共通のものなら同じように使えます。 詳しくは 選択ツール をご覧ください。
一般的にはこのツールを起用すると、 そのツールオプションがツールボックスの下に繋げられたウィンドウ上に現れます。 そのようなウィンドウが見あたらないときは、 画像ウィンドウのメニューより
→ → と辿れば今使っているツールのツールオプションウィンドウが開きます。自由選択ツール独自のツールオプションはありません。 いずれも他の選択ツールに対してと同じ効果のあるオプションです。 共通機能 をご覧ください。