GIMP の用語法における フィルター とは画像の見た目を変更するプラグインのことで、 ほとんどの場合活性レイヤーで作動します。 でもこのメニュー内のすべての項目がこの定義にあてはまるわけではありません。 というのも「フィルター」の用語でプラグインのことをその作用と関係なしに呼ぶ誤用がしばしば見受けられるからです。 しかも正にこのメニュー内でさえ全然画像を加工しないプラグインが入っています。
メニュー内のコマンドは冒頭の最上段の 3 つのコマンドを除きすべてがプラグインで提供されています。 プラグインのメニュー項目が置かれる場所はプラグイン自身が意のままに決めています。 こう言うとこのメニューの中身はユーザーごとに全く異なった構成にもなりそうですが、 実際はほとんどのプラグインが GIMP と一緒にインストールされた同梱物なのでメニュー上の位置はいつも同じになりますから、 見た目にまるきり違うようなことはありません。 [上図は私の構成です。 メニュー下部のぼかしがかけられた項目は GIMP に同梱されていません。 なおこの部分と冒頭のコマンドの部分は サブメニュー内のフィルタープラグインを利用しました。]
プラグインは
メニュー内にあるものがすべてではありません。 他のメニューにもプラグインが入っています。 実は GIMP の数々の基本機能 (たとえば メニューの コマンド) がプラグインで実装されています。 でも普段は メニューがプラグインを呼び出すメニュー項目のありかです。プラグインについての総合的な情報や使い方については プラグイン の節で述べています。 GIMP についてくるフィルターの情報は フィルター の章に網羅されています。 ご自身でインストールされたプラグインについては入手された配布物に含まれる案内に従ってください。