16.18. ネオン...

16.18.1. 概観

図16.383 ネオンフィルタの使用例

「ネオン」フィルタの使用例

ネオンフィルタ適用後


ネオン... フィルタは活性レイヤーのアルファ域をネオンサインのようなものに変え、 付加的に影をつけることもできます。

このフィルタはテキストからネオン発光管で描いたロゴを作成するネオンScript-Fuロゴスクリプトから派生しました。 ロゴスクリプトは画像ウィンドウのメニューの ファイル画像の作成ロゴネオン... にあります。

このフィルタはネオン効果の実現に2層のレイヤーを用います。

図16.384 ネオン効果

ネオン効果

ネオン管レイヤー

ネオン効果

ネオン発光レイヤー


ネオン管レイヤーがフィルタをかける活性レイヤーです。 このレイヤーに元から描かれていた内容は無視されます。 ただアルファチャンネルだけを読み取り、 そこに表されている図形がネオンの基になります。

[警告] 警告

画像は常に活性レイヤーの寸法と同じ大きさに変更されます。

下側のネオン発光レイヤーにはネオン光の輝きが描かれます。

付加的にネオン発光レイヤーが背面側に追加でき、 活性レイヤーのアルファチャンネルの図形と同じ形のドロップシャドウが描かれます。 最背面には背景レイヤーが作成され背景色で塗りつぶされます。

ネオンフィルタのレイヤーの概観

16.18.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタロゴ効果ネオン...

16.18.3. オプション

図16.385 ネオンのオプション

「ネオン」のオプション

効果サイズ (ピクセル)

このオプションは元はネオンScript-Fuロゴスクリプトのフォントサイズオプションでした。 ここではネオン管の太さや影のオフセット、 ぼかしサイズなど内部的なさまざまな大きさにこのフォントサイズに一定の割合を掛けた数値を利用しています。 ですから物体の高さをまず決めるところから始めるのが良策です。

背景色

これは背景レイヤーを塗りつぶす色です。 初期設定では黒です。 色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが開かれ、 そこで他の色も選べます。

発光色

これは輝くネオン管の色です。 初期設定では典型的にネオンぽい水色 (38,211,255) です。 ここでも色だまりボタンをクリックすれば色変更ダイアログが開かれ他の色も選べます。

影を作成

付加的にこのフィルタはアルファチャンネルと同じ形のドロップシャドウをつけられます。 影の色は黒だけで、 変更はできません。 背景レイヤーを削除するつもりがなければ 背景色 には別の色を選ぶとよいでしょう。

影のついたネオン