16.16. 白熱の輝き...

16.16.1. 概観

図16.377 白熱の輝きフィルタの使用例

「白熱の輝き」フィルタの使用例

白熱の輝きフィルタ

「白熱の輝き」フィルタの使用例

白熱の輝きロゴ


白熱の輝き... フィルタはアルファ域に白熱した金属の輝きをつけます。 アルファ域とは活性レイヤーの半透明や不透明な部分からなる領域のことです。

このフィルタは輝くようなロゴ文字 (上図参照) を作成する白熱の輝きロゴスクリプトから派生しました。 ロゴスクリプトは画像ウィンドウのメニューの ファイル画像の作成ロゴ白熱の輝き... にあります。

このフィルタは金属が温度により色変わりする様子を再現するため、 赤熱、 黄熱、 白熱の部分に塗りわけます。 アルファ域の輪郭はそれらすべての輝きがつきます。

[警告] 警告

画像は常に活性レイヤーの寸法と同じ大きさに変更されます。

16.16.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタロゴ効果白熱の輝き...

このフィルタは活性レイヤーにアルファチャンネルがある場合に作動し、 なければメニュー項目が灰色無効となって使用できません。

16.16.3. オプション

図16.378 白熱の輝きのオプション

「白熱の輝き」のオプション

効果サイズ (ピクセル)

このオプションは白熱の輝きロゴスクリプトのフォントサイズにあたります。 アルファ域は先にこの値の大きさで境界線がぼかされ (「境界をぼかす...」 参照)、 つづいて赤や黄色や白に塗られます。 このぼかし色が熱せられた金属の効果を生みます。

図16.379 効果サイズの例

効果サイズの例

効果サイズ = 50

効果サイズの例

効果サイズ = 350


背景色

背景レイヤーはこの背景色で塗りつぶされます。 初期設定では黒 (7,0,20) です。 色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが開かれて、 ここで他の色も選択できます。

16.16.4. フィルタの詳細

赤熱、 黄熱、 白熱の輝く効果をつけるために、 アルファ域は境界線がぼかされ、 薄められるに従って白から赤までの色で塗りつぶされます。

下図は熱した金属の色をどのように表現しているかを表しており、 実際にぼかしフィルタが使っている効果サイズの幅に対する割合で塗り分けられます。

図16.380 効果サイズ

効果サイズ

白熱した金属の色とぼかしサイズにおける割合


例図ではアルファ域の輪郭が輝き色すべてを通して発色していることが分かります。 これは最前面のレイヤーのモードを オーバーレイ にしてそのアルファ域を黒く塗りつぶす方法をとっているためです。 黒いオーバーレイは真っ白なところを変更しませんがアルファ域の輪郭の明るい色は暗くなり、 結果的に輪郭が現れます。