フィルタは活性レイヤーもしくはその選択範囲を加工してあたかもトナーインクを特定の部分で比較的暗いところに乗せた白黒のコピーのような画像にします。 この処理は画像で周囲の平均よりも暗いと測定された部分を黒く残し、 それ以外の画素を白くする方法をとっています。
ヒント | |
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画像を鮮鋭化する用途でこのフィルタが使えます。 活性レイヤーもしくはその選択範囲の複製レイヤーをつくりこのフィルタで処理します。 そのレイヤーの モード を にしてから不透明度スライダで最良の状態を探ります。 |
プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルタをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て分かるようになっています。
このパラメータは画素を暗くするかどうか決めるために周囲の画素の平均濃度とこの画素とを比較するときに、 どの程度の遠くの画素までその計算に入れるかを設定します。 大きな値をとれば黒の部分がとても太く輪郭を描き、 白いところも細かな描写もほとんど残りません。 小さな値にするとトナーがのるところは全体的に少なくなり子細な描写が各所に現れます。 3.00 から 50.00 ピクセルの範囲で指定してください。
このオプションでコピーの仕上がりのくっきり具合を調節できます。 0.000 から 1.000 の範囲で指定してください。
黒パーセント パラメータは画像に加えられる黒の量を調節します。 値を小さくとると白い部分から墨ベタ塗り部分への移り変わりが滑らかになり、 暗い色の線は細くあまり目立たなくなります。 値を大きくとると線が太くなり、 暗く鋭くなります。 最大値 1.000 にすると線がエイリアス化 (ぎざぎざ) します。 ふつうは中間的な値をとれば最良の自然な仕上がりになります。 0.000 から 1.000 の範囲で指定してください。
白パーセント パラメータは白い画素の割合を調節します。 0.000 から 1.000 の範囲で指定してください。