回転、 拡大・縮小、 遠近法など、 どんな 変換ツール もレイヤーか選択範囲かパスを操作できます。 ツールボックスでどれかの変換ツールを選んでから、 そのツールのツールオプションダイアログの 変換対象: オプションでレイヤーか選択範囲かパスのいずれかを指定します。 強力な変換ツールの機能を利用して、 画像上の他の構成要素に全く影響を与えずにパスの形状を変更できます。
パスを変換対象としたときの変換ツールは、 はじめ初期設定では一面のパスにのみ作用します。 これをパスダイアログでは 活性化パス として目立たせて表示します。 変換作用を一面のパスに限らずに、 パスダイアログの「アイテムの連結」ボタンを使うことで数面のパスを同時に変化させることも可能です。 変換アイテムの連結はパス同士だけではなくレイヤーやチャンネルとも連係できます。 変換用に連結されている要素に変換作用を及ぼすと、 連結されていたそれ以外の要素にも一緒に作用します。 ですから例えば、 レイヤーとパスを同程度に拡大・縮小したいときは、 レイヤーダイアログでそのレイヤーの左隣をクリックして「鎖」のしるし を出し、 パスダイアログでも同様にすれば、 拡大・縮小ツールでの変換対象がパスであってもレイヤーであっても、 もう一方にも変換が自動的に作用します。