3.4. … をフェード...

普段 フェード... コマンドは灰色無効になっています。 これが利用可能になるのは塗りつぶしツールやブレンドツール、 あるいはある種のフィルタを使用した後です。

描画対象に対し 最後に 加えられた操作が塗りつぶしツールやブレンド (グラデーション) ツールやフィルタを用いたものであるとき、 その操作前の状態と操作後の状態の両者間の融合方法に関わる描画モードと不透明度をこのコマンドで変更できます。 具体的には操作後の活性描画対象の複製をとってからその操作前の状態に戻し、 新たなレイヤーとして複製を貼り付けてそのレイヤーモードや不透明度が調節できるようにします。 フェード ボタンをクリックすると複製レイヤーと元の活性描画対象が統合されます。

3.4.1. コマンドの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより 編集… をフェード...

3.4.2. オプション

このコマンドは下図のようなダイアログを開きます。

図15.16 … をフェードダイアログ

「… をフェード」ダイアログ

モード

この引き出しリストから レイヤー統合のモード が選べます。

不透明度

このスライダの初期値は直前の操作に用いた塗りつぶしツールやブレンドツールの塗色の不透明度に設定されています。 不透明度を0に近づけると描画対象は操作前の状態に戻ります。 中間的な値を与えると操作の前後の状態の間をとった描画になります。 ここで行なった調節は即座に画像に反映されますが、 確定させるには フェード ボタンをクリックしてください。