5.4. ズーム (伸縮表示)

図14.175 ツールボックス上のズームツールアイコン

ツールボックス上の「ズーム」ツールアイコン

ズームツールは作業したい画像の表示倍率を変え見た目に拡大/縮小をします。 ただ画像をクリックしただけならば、 画像全体の表示倍率を変更します。 そのほかこのツールはマウスポインターでクリックしてドラッグするとズーム矩形を作れます。 とりあえずウィンドウの自動リサイズオプションを切っておくとこの矩形のはたらきをよく理解できます。 さて矩形を描くとその内容画像が拡大もしくは縮小して見えますが、 画像ウィンドウの幅もしくは高さのうち描かれた矩形の長い方の辺と同じ側に対し、 その辺がぴったり収まるような倍率で伸縮して表示されていることがわかります。 たとえば矩形が横長ならば幅の方が大きいので、 画像ウィンドウの幅と矩形の幅が同じになるように画像を伸縮します。

5.4.1. 呼び出し方

  • 画像ウィンドウのメニューより ツールズーム

  • ツールボックスのツールアイコン

5.4.2. キー修飾 (初期設定)

Ctrl

画像上でクリックする、 あるいは矩形を作る際にこのキーを押していると、 近づくズームではなく離れるズームになります。

Ctrl+マウスホイール

このキーを押しながらマウスホイールを回転させると、 下方向の回転で縮小、 上方向の回転で拡大の表示に連続して切り替わります。

5.4.3. オプション

図14.176 ズームツールのツールオプション

「ズーム」ツールのツールオプション

ウィンドウの自動リサイズ

このオプションはズーム倍率の変化が起こるたびに画像ウィンドウの大きさを画像の大きさに合わせるようにするものです。

機能の切り替え

この 2 択切り替えは近づくズームと離れるズームからどちらかを選ぶのに使用します。

5.4.4. ズームメニュー

ズームツールだけが画像の表示倍率を変える方法なのではありません。 表示倍率メニュー も表示倍率を変える様々な機能を収めています。 たとえば (3 倍や半分などの) 単純な倍率ならばこのメニューのサブメニューにありますので簡単に変えられます。