8.37. カラーマップ回転...

8.37.1. 概観

図16.209 カラーマップ回転フィルターの使用例

カラーマップ回転フィルターの使用例

元画像

カラーマップ回転フィルターの使用例

カラーマップ回転フィルター適用後


カラーマップ回転... は色相環上で指示されたある一定の範囲の色あいを別の範囲の色あいと交換します。

8.37.2. フィルターの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより カラーマッピングカラーマップ回転...

8.37.3. 主オプション

図16.210 カラーマップ回転フィルターの主オプション

カラーマップ回転フィルターの主オプション

このタブには回転させる色範囲回転後の色範囲の 2 つの色相環があります。

回転させる色範囲

色相環グラフには扇形がありその 2 本の軸が元色の範囲を決めます。 中心付近にある曲がった矢印は元色の範囲の 開始位置終了位置 を示しています。 2 本の軸はいずれもクリックしてドラッグすれば範囲を変えられます。

(反)時計周りに変更: 扇型の色範囲の方向を逆転させます。 初期状態の方向は反時計回りなので、 このボタンは 時計回りに変更 になっています。

範囲を反転: 色範囲の 開始位置終了位置 は入れ替わり、 範囲を反転して外側の色相を選びます。 この変更は扇型の色範囲内の色を全面的に入れ替えます。

すべて選択 は色相環のすべての色を範囲内にとります。

開始位置終了位置 の数値記入欄は扇型の範囲の開始角と終端角を (ラジアン/π) で表示しています。 直接記入でも付属の小さな矢印の操作でも数値を変更できます。

回転後の色範囲

この区画のオプションの操作方法は 回転させる色範囲 の区画と同じです。

8.37.4. グレーオプション

図16.211 グレーオプションの例題用原画

グレーオプションの例題用原画

(3 段階に) 彩度の異なる赤・緑・青付近の色と、 彩度 0% の灰色、 白。


このタブはグレー (灰色) の扱い方を設定します。 初期設定ではグレーが色彩の範囲外に置かれるのでカラーマップ回転の対象から外れてしまいます。 ここでなら色が希薄で彩度がとても低い色を灰色に置き換えたり、 逆に灰色を色彩に替えられます。

グレー

この色相環の中心には小さな定義円があります。 中心部ではこれがグレーを表します。 グレーしきい値 を増すにつれ、 それよりも低い彩度の色はグレーに置き換わります。

定義円はクリックしてドラッグすると移動でき、 色相彩度 の値が変わります。 またこれらの値は数値を記入しても変更できます。 ここで設定した色が、 しきい値の範囲内のグレーとみなされた色の代わりに置き換わります。 この色範囲については グレーモード の設定にも依存します。

グレーモード

この色として扱う この色にする の 2 つのラジオボタンでの選択によって、 定義円の色と主オプションタブでの設定との連携に違いがあります。

  • この色として扱う を選ぶと定義円で選んだ色が色相環のどこであってもカラーマップ回転の影響を受けず直にその色を変換後の色として使います。

  • この色にする を選ぶと、 定義円で選んだ色の代わりに主オプションの設定でその色が回転後に変化するであろう色をグレーの代わりに使います。 そのためこのオプションでは定義円で選ぶ色が主オプションの上側 回転させる色範囲 の色範囲内の色でなければなりません。 グレーオプションタブから見えませんのでご不便をおかけします。

図16.212 グレーモード

グレーモード

黄色い領域に小さな定義円があり、 グレーモードは この色にする だ。 肝心な点は原画で青系の正方形が回転後では黄色に変わり、 灰色と白の正方形も黄色に変わったことだ。


グレーしきい値

図16.213 グレーしきい値

グレーしきい値

グレーしきい値彩度 を 0.25 に設定。 青系の正方形は彩度が 25% だったのでグレーに変わる (灰色と白の正方形は彩度が 0% だがここでは無関係)。


ここではどの程度まで彩度の低い色が灰色化の対象になるかを設定します。 しきい値の 彩度 を上げてゆくにつれ、 色相環の中心にあるしきい値の範囲を示す円が拡がってゆき、 見本画像の下にある プレビュー自動更新 にチェックを入れておけば見本画像でも色変化をする領域が拡がってゆきます。 つぎに示す例ではしきい値を徐々に上げてゆくと黒から白のグラデーション画像で色変わりがだんだんと拡がってゆくのがわかります。

しきい値が増すにつれ黒と白のグラデーション画像がしだいに黄色く塗りつぶされてゆく。

8.37.5. プレビュー

回転前, 回転後

回転前 プレビューは現在の画像の縮小見本です。 回転後 プレビューはダイアログ内の操作を反映した結果を実行前に見極めるための見本画像です。

プレビュー自動更新

プレビュー自動更新 はダイアログ内での操作が回転後プレビュー上で即座に反映し色の変化が絶え間なく現れるようにします。

範囲

この引き出しリストではつぎのようなオプションが選択できます。

  • レイヤー全体: レイヤーの全面が処理されます。

  • 選択範囲: 選択範囲内の画像だけ表示します。

  • 状況に応じて: 画像の状況に応じて選択範囲を表示します。

8.37.6. 単位

このタブでは色相環で色相と彩度を定める角度の単位を設定します。 ここで指定した単位はダイアログを閉じるまで有効です。 ここで単位を変更した直後に OK ボタンをクリックしないでください。 いったん操作中のタブに戻りましょう。