コマンドはダイアログウィンドウを開きます。 このウィンドウでディスプレイフィルターとそのオプションの管理ができます。 ちなみにディスプレイフィルターは メニュー内のフィルターとは無関係です。 ディスプレイフィルターは画像の表示処理にのみ影響を及ぼし、 画像を加工することはありません。 ディスプレイフィルターは喩えるならコンピューター画面の前に掛けた大きな仕切りガラスです。 ソフトプルーフ (色校正) を経た印刷や色管理の調整に使うのはもちろん、 色覚障碍や特殊な発色環境を想定した色づけにも便利に使えます。
このダイアログには 2 つの小さな選択ボックスがあります。 左の選択ボックスは 利用可能なフィルター が一覧表で表示されています。 ここでフィルターの項目をクリックしてから右矢印をクリックすれば右側の選択ボックスに加えられます。 右の アクティブなフィルター 一覧表に加わったフィルター項目にはそれぞれチェックボックスが付いていて、 これが有効になると表示処理に適用されます。 右の選択ボックスで選択され強調表示されたフィルター項目は左矢印をクリックすれば撤去できます。 フィルター項目はクリックすると両ボックスより下側にその名前やオプションが表示されます。
Digital photography helper (「Clip Warning」)
Others (「ガンマ値」)
作成した画像はできればたくさんの人々がさまざまなシステム上で見られることになるはずですしそうなってほしいと我々は願っています。 ところがお使いのコンピューター画面上では素晴らしい出来に見えた画像が、 色覚に障碍のある方や何か異なる設定の画面で見ている方には多少異なる印象を与える可能性があります。 場合によっては画像の一部の情報が見えないかもしれません。
この引き出しメニューで以下に示す 3 つの障碍からひとつを選びます。
第一色覚障害は赤色に対する色覚が弱いか失われています。 よく知られた紅緑色神異常という色覚異常です。 紅緑色神異常の人口は比較的多数あります。
実際のところ第一色覚障害はそれよりも複雑なものです。 この障碍を持つ人はイエローと青の区別はできますが緑と赤が見分けられません。 加えて輝度に対する視覚が弱く、 色相は波長の短い方に遷移しています。
第二色覚障害は緑色に対する色覚が弱いか失われています。 赤と緑に対する知覚が比較的劣るところは第一色覚障害とまるで変わりありませんが、 輝度視覚の劣化はなく色相の遷移もありません。
第三色覚障害は緑や赤の知覚はありますが青やイエローの識別に困難があります。 輝度に対する視覚が一部失われており、 色相は波長の長い方に遷移しています。
電子的出力強度と色の明るさは必ずしも一致しません。 これはデバイス (カメラ、 スキャナー、 モニターなどの装置) に依存した関係であるためです。 「ガンマ値」はその一致をはかるために使われる係数です。 モニター装置が極度に明るくなっていたり逆に明るさ不足になっていても、 表示した画像の暗く塗られた部分も明るく塗られた部分も見えるようにする必要があるのです。 「ガンマ値」ディスプレイフィルターによりこのような状態で画像表示した様子を体験できます。
ヒント | |
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お使いのディスプレイ装置のガンマ値を変更することなく画像のガンマ値を変更したい場合は、 「Levels」 ツールの説明をお読みください。 |
ここで再び医学的な話をします。 「コントラスト感度」とは僅かなコントラストを判別するための視覚的能力のことです。 白内障 (水晶体が濁り、 網膜を通した光が拡散してしまうこと) や網膜症 (たとえば糖尿病が原因で桿状体や角膜が破壊されてしまうこと) はコントラスト感度の障碍になります。 このような方にとってはたとえばドレスについた染みが見定めづらくなります。
この問題に興味を抱かれた方は コントラスト感度 をキーワードにしてウェブで検索してみてください。
This filter allows to visualize underexposed and overexposed areas of a photo with user-configurable colors. For now, it’s mostly geared towards images where colors are stored with floating point precision. You will mostly benefit from this, if you work on 16-/32-bit per channel float images such as EXR and TIFF.
Enable visualization for underexposed pixels (less than 0 in 32-bit float mode).
User-configurable color that will be used to fill underexposed pixels.
Enable visualization for overexposed pixels (more than 1 in 32-bit float mode).
User-configurable color that will be used to fill overexposed pixels.
Enable visualization for not-a-number (NaN) pixels, only visible when there is a division by zero error and suchlike.
User-configurable color that will be used to fill NaN pixels.
When enabled, include the alpha component in the warning.
When enabled, include fully transparent pixels in the warning.