環境設定ダイアログは画像ウィンドウのメニューより → と進んで呼び出します。 ここでGIMPの動作慣習を様々な面で変更できます。 以下の各節は個々に誂え得る設定とその効果を詳細に解説します。
ここで定義した環境設定情報はすべて個人用のGIMPディレクトリに置かれた gimprc というファイルに記入して保管されます。 グラフィカルユーザーインタフェースよりもテキストエディタで作業したいという自称パワーユーザーの方はこのファイルを編集して環境設定を変更しても構いません。 また UNIX™ システム風のシステムではそういう方のための詳しいオンラインマニュアルがあり、 このファイルの内容についての技術的情報と、各設定項目の用途が man gimprc とすれば読めます。
図11.2 環境設定 環境のページ
このページではさまざまな用途で使うシステムのメモリ資源の割り当て量について誂えられる。 またそのほか、 保存されていない画像を閉じる際に尋ねるウィンドウを出さなくするスイッチと、 GIMPが作成し使用するサムネイル (縮小見本画像) の大きさ設定がある。
リソースの使い方
GIMPはほとんどの操作が取り消せるようにするため、 各画像ごとに「操作履歴」を保持していますが、 その目的で一定量のメモリを割り当てることになります。 ただしGIMPはメモリの総消費量を無視してでも直近の操作には最小限の取り消し手数を確保します。 その手数はここで指定します。 GIMPの操作履歴機能についてのさらなる情報が 「取り消し」 にあります。
これは各画像ごとに割り当てる操作履歴のためのメモリ量の仮の上限です。 操作履歴がこの容量を越すと、 最も古い操作の記録から順に削除されることになりますが、 もし履歴の手数が上記の最小エントリ数を下回るようならば削除しません。
これはGIMPの画像データに割り当てるシステムRAMの容量です。 この上限を越えてメモリを要求するときは、 GIMPはディスクへスワップ[データの一時退避]を始めますので、 情況によっては劇的な減速をもたらします。 この数値はGIMPをインストールする際にも設定可能ですが、 この場でそれが変更できます。 タイルキャッシュの設定方法 に詳しい情報があります。
これは厳しい制限ではありません。 この容量を越える大きさの画像を作成しようとすると、 本当にそうするか尋ねるようになっています。 超巨大な画像を作成するとGIMPが異常終了するか、 反応が極端に遅ーーーーくなるので、 こうして意図しない偶発的な作成を防いでいます。
初期値は 1 つです。 複数の中央演算処理装置を備えたコンピュータで指定します。 --disable-mp としてビルドした場合はこのオプションはありません。
画像サムネイル
このオプションは「ファイルを開く」ダイアログで見られる縮小見本画像の大きさを設定するものです。 (これらは保存され他のプログラムでも使用されます。) 、 、 の 3 つの選択肢があります。
GIMPはここで指定した最大容量を越す画像ファイルに対して縮小見本画像を作成しません。 このオプションで極端に大きな画像ファイルをサムネイル化する際にGIMPがノロノロと遅くなってしまうのを防げます。
画像の保存
画像を閉じる操作は取り消せませんので、 未保存の変更を失うおそれのある場合にGIMPはあなたが本当に意図して閉じるのかどうかを、 初期設定では確認します。 それが気に入らない方はここで無効にできます。 もちろん保存したかどうか責任をもって記憶しておかなければいけません。
最近開いた画像ドキュメント
これを有効にすると、 開いたファイルそれぞれの記録が文書開覧履歴に保存されます。 それらファイルの一覧は画像ウィンドウメニューの → サブメニュー上の若干数のほか、 その底部にあるメニュー項目 をクリックすると開かれる 最近開いた画像ドキュメント ダイアログにもあります。
オプション
初期設定では、 レイヤーダイアログなどいろいろな場面で画像の縮小見本が表示されます。 何らかの理由でこの機能を無効にする場合には、 レイヤーとチャンネルのプレビューを表示 のチェックを外してください。 プレビューを表示する場合には プレビューサイズの既定値 や ナビゲーションのプレビューサイズ のメニューでその大きさが 9 段階に調節できます。
メニュー上の項目は Alt キーと個々の呼応するキーとの組み合わせにより活性化できます。 普通はそれぞれのメニュー見出しに[(丸括弧)に入った]下線つきの英数字がついていて、 これらを アクセラレータ といいます。 (その表記が煩わしいとか使うつもりもないというふうな) 何らかの理由でこの表示が不要な場合は、 メニューにニーモニック (アクセスキー) を表示 のチェックを外すとよいでしょう。
GIMPはキーボードショートカット (メニュー項目を活性化するキーやキーの組み合わせ) が動的に作成可能です。 対象となるメニュー項目上にマウスポインタを合わせ、 キーを押せば登録完了です。 ただしこの機能は初心者ユーザーが誤って標準のキーボードショートカットを上書きする恐れがあるため、 初期設定では無効となっています。 これを有効にするには 動的なキーボードショートカットを使用 にチェックを入れてください。
ボタンをクリックすると「キーボードショートカット設定」ダイアログが開かれます。 ここには[あらゆるコマンドと]メニュー項目が並んでおり、 ショートカットの登録が視覚的に行えます。
登録変更したショートカットはおそらくこれからもGIMPでずっと使い続けるのを念頭に置かれている方がほとんどだと思います。 もしそうでないのなら、 終了時にキーボードショートカットを保存 のチェックを外しておくとよいでしょう。 でもこのことを覚えておかないとあとで困るはめになります。 ショートカットの保存が毎終了時では嫌な方は 現在のキーボードショートカットを保存 をクリックすれば即座に保存できます。 ショートカットまわりで何か登録の手違いをしたように思われるときには、 キーボードショートカットをリセット ボタンをクリックすれば出荷時設定に戻せます。
このページではGIMPで使われるアイコン集とその大きさ、 書体、 ダイアログ間取り間隙などのユーザーインタフェース外観を定めているテーマを選べます。 GIMP同梱のテーマは大多数の人々にとって最適な Default と、 ご使用のモニタが小さいか低解像度な場合のための Small の 2 つです。 テーマ一覧表内の行をクリックすればそのテーマが直ちに適用されますから、 その効果を見ながら好みを楽に探れます。
テーマはネットからダウンロードしたものや同梱のテーマを改造したものなどを使って誂えることも可能です。 自分流のテーマはGIMPの個人用ディレクトリ内の themes サブディレクトリに置きましょう。 置かれたものはこの一覧表に現れます。 個々のテーマのディレクトリには編集しやすいASCIIテキストファイルが入ります。 その内容は結構複雑なうえここで述べる限度を越えていますので説明しませんが、 気楽に編集をしてみてください。 内容がすっかりぐちゃぐちゃになる最悪の事態となっても、 同梱のテーマを選びさえすればいつでも元に戻せるためです。
同梱のテーマを直に編集できるのはシステムの管理者だけですが、 それでもしないでください。 これらのテーマを自分流に改造したい場合は、 その複製を個人用ディレクトリに置いて、 そちらで作業してください。 変更を施す度にその場で結果を確かめるには、 まずそのファイルを保存してから ボタンをクリックしてください。
一般
ツールチップとはボタンやアイコンのような一部のインタフェース要素の上にマウスポインタをかざしたときに短時間だけ現れる小さなふきだしのことで、 中に文章が書かれています。 その内容はときにはその要素が何であるかを述べ、 ときにはその要素の明らかには気付かれない使い方を示唆します。 でもこれが作業の集中の妨げになるというときは、 ここでオプションのチェックを外せば無効にできます。 非常に熟達したユーザーでもない限りはここに手をつけずにおくことをお勧めします。
このオプションは、 情況適応ヘルプを利用するための ボタンが各ツールのダイアログの底部に表示されるかどうかを制御するものです。
この引き出しリストで か を選択してください。 「ヘルプ」 もご覧ください。
ヘルプブラウザ
GIMPのヘルプはHTMLファイル即ちウェブページの形式で提供されています。 これを読むにはGIMPに付いてくる特別なヘルプブラウザと、 お好きなウェブブラウザのどちらも使えます。 ここでどれを使うかを選択します。 これらヘルプページはGIMP内蔵ブラウザで正しく表示されるよう入念に検査されているのに対し、 他のウェブブラウザはその機能の保証にばらつきがありますので、 ここは内蔵ブラウザを選ぶ方が確実でしょう。 とはいえ実際のところ最近のウェブブラウザはどれもちゃんと表示できています。
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注記 |
|---|---|
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この内蔵ヘルプブラウザはどのプラットフォームでも使用可能なものではありません。 もしもだめなときには、 ウェブブラウザがヘルプページを読むのに使われます。 |
一般
言葉通り
言葉通り
言葉通り
ガイドとグリッドにスナップ
ガイド (見当線) やグリッド (格子線) に「スナップ」 (吸い付かせる) とは、 何らかのツールで画像表示のどこかを適当にクリックしたときに、 クリック位置がガイドやグリッドに十分近ければ、 ひとりでに位置がずれてその線上でクリックしたことになる機能です。 ガイドへ「吸い付かせる」か否かは、 メニューの → で切り替えられます。 グリッド表示を有効にしている場合に、 そこに「吸い付かせる」か否かは、 メニューの → で切り替えられます。 またこの環境設定オプションでは、 クリック地点を「吸い付かせる」にはどの程度の距離までガイドやグリッドの線に近づく必要があるかを、 ピクセル単位で指定できます。
拡大・縮小
[ラスター画像に]描画されたものを拡大もしくは縮小すると、 できた結果の画素はいずれも元画像のいくつかの画素が補間計算されてつくられます。 このオプションは既定の 補間方法 を定めますが、 拡大・縮小ツールではツールオプションの 補間アルゴリズム で、 拡大・縮小ダイアログでは 補間方法 でいつでも変更可能です。
つぎの 4 つの選択肢があります。
これは最速ですがどう見ても粗雑です。 マシンの処理速度が深刻な被害を受けるというのであるときのみ、 これを考慮する価値があります。
かつてはこの方法が初期設定になっていました。 さまざまな用途に十分良い結果が出ます。
最高なのはこの方法です (ただし実際はある種の画像においては線形に劣る) が、 処理が最も遅くなります。 GIMP 2.6 よりこの方法が既定に据えられています。
この方式は高品質な補間を行ないます。
ツール共有の描画オプション
これらは何かの描画ツールでブラシ等を選ぶと他の描画ツールでもその新たに選択された物品が使われるようにするか、 それとも個々の描画ツール (鉛筆、 絵筆、 エアブラシなどなど) それぞれが直前に選ばれた物品を記憶しておくようにするかを定めます。
移動ツール
ここでは修飾キーなしで移動ツールを使いながら他のレイヤーやパスの活性化が可能かどうかを定めます。
このページではGIMPのグリッド (格子線) の属性の初期設定値を誂えられます。 グリッドはメニューの → で表示と非表示が切り替えられます。 ここにある設定内容はメニューより → と進むと開かれる「画像のグリッドを調整」ダイアログの設定内容にそっくりですが、 そのダイアログは既存の画像においてグリッドを再設定するために使われています。 各設定項目の意味についての情報は グリッドの設定 でご覧ください。
一般
「画像上のピクセルと画面上のピクセルを1対1で表示」は「Dot for dot」とも言われ、 1:1 の等倍率にズームされます。 このオプションを無効にすると、 画像の大きさは画像の X と Y の解像度で判断されます。 より詳しくは 画像の拡大・縮小 をご覧ください。
選択範囲を作成すると、 その輪郭線は破線で囲まれ、 破線は輪郭線上を行進しているように見えます。 これには「蟻の行進」という冗談みたいな名前がついています。 ここで指定する数値が小さくなるにつれ、 蟻たちの行進は速く (そして騒々しく) なります。
ズームとウィンドウサイズ変更
このオプションにチェックが入ると、 画像を伸縮ズーム表示する度に画像ウィンドウが自動的にその大きさに合わせてサイズ変更します。 逆に無効にすれば、 画像の表示倍率を変えても画像ウィンドウの大きさはそのままです。
このオプションにチェックが入ると、 切り抜きや拡大・縮小によって画像の大きさを変える度に、 画像ウィンドウもそれに合わせて大きさを変えます。 逆に無効にすれば、 画像ウィンドウの大きさはそのままです。
画像を初めて開いたときに、 その画像がディスプレイ画面をはみ出さないように縮小表示するか、 倍率 1:1 で等倍表示するかをここで選択します。 第 2 の選択肢を選んでいて画像がディスプレイ画面より大き過ぎる場合には、 画像ウィンドウでは画像の一部だけが見えるように表示されます。 (残りの部分を見るには画像キャンバスをスクロールします。)
スペースキー
パノラマビュー これが初期設定です。 キャンバスをウィンドウ内で移動します。 スクロールや 「ナビゲーションダイアログ」 と同じ用途に使えます。
移動ツールに切り替え
何もしない
マウスポインタ
このオプションにチェックを入れると、 描画ツールを起用したときに画像上にブラシの輪郭が表示されマウスポインタとして動かせます。 低速なシステムでのGIMPでとくに大きなブラシを用いている場合に、 マウスやタブレットの動きとポインタの位置にずれが生じることがあります。 このオプションを切ればそれを避けられそうです。 でもブラシ表示は実に役に立つものではないでしょうか。
ここにチェックを入れると、 ポインタの表示が変更できます。 ブラシの輪郭を表示している場合は、 その姿はブラシの輪郭に重ねられます。 ポインタの形状は次のオプションで定まります。
このオプションは 描画ツールのポインタを表示 にチェックが入っていなければ何の効果もありません。 有効な場合には 3 つの選択肢があります。 はポインタの側に現在起用しているツールを示す小さなアイコンが付きます。 このアイコンは次のオプションでその姿が変更できます。 もツールを示す小さなアイコンが付きますが、 ポインタの中心を表す照準十字も表示されます。 そのほか があります。
ここで を選ぶと、 ポインタの側に示されるツールアイコンはグレースケールで表示されます。 もう一方の は簡素な表示になります。 こちらは処理速度に問題のあるシステムでわずかに速度向上の役に立つと思われます。
図11.12 環境設定 画像ウィンドウの表示形式のページ
このページでは画像ウィンドウの表示形式について、 フルスクリーンで表示をしない場合とする場合の 2 つに分けて初期設定値を誂えられる。 ここに挙げられた設定項目はいずれも表示メニューの画像特有の項目で変更できる。 各項目が示す意味とその情報については 画像ウィンドウ をご覧いただきたい。
ここでひとつだけ、 キャンバス周辺の表示 (パディング) についてもっと説明しておかなければならないでしょう。 「パディング」とは画像が画像ウィンドウのすべてを占めていないときに、 画像の外周不活性区域を示す色や表現のことです。 (このてびきの図はすべて明るい灰色にしてあります。) このキャンバス周辺の表示モードには 4 つの選択肢があります。 現在のテーマで指定した色を使用するもの、 画像の透過部分によく似た市松模様の明るい配色のものと暗い配色のもの、 そして カスタムカラー で誂えた色を使用するものです。
図11.13 環境設定 画像ウィンドウのタイトルとステータスバーの形式のページ
このページでは画像ウィンドウのタイトルバーとステータスバーの 2 つの部分での文字表記の形式を誂えられる。 タイトルバーは画像ウィンドウの上部に現れるはずだが、 これはウィンドウマネージャの助力に依存するためすべての状況で動作する保証はない。 ステータスバーは画像ウィンドウの下部右寄りにある。 より詳しくは 画像ウィンドウ を見てほしい。
数点のお仕着せな表現形式からひとつを選ぶか、 自分流の 形式文字列 を入力欄に書いてください。 ここで形式文字列について説明しましょう。 % 記号で始まるアルファベット (大文字と小文字の区別あり) で表せる 変数 を除き、 書き込んだ文字はそのまま表示されます。 使用可能な変数はつぎのとおりです。
| 変数 | 意味 |
|---|---|
| %f | 画像ファイルの素の名前、 さもなくば「名称未設定」 |
| %F | ファイル名をフルパスで、 さもなくば「名称未設定」 |
| %p | 画像の id 番号 (重複なし) |
| %i | 表示番号。 複数のウィンドウで同じ画像を開いている場合に |
| %t | 画像のモード (RGB、 グレースケール、 インデックス) |
| %z | 表示倍率 (百分率) |
| %s | 倍率の分母 (倍率 = %d/%s) |
| %d | 倍率の分子 (倍率 = %d/%s) |
%Dx |
画像が手付き (未保存の変更あり) の場合には文字 x を表示、 手付かずならば何もしない |
%Cx |
画像が手付かず (未保存の変更なし) の場合には文字 x を表示、 手付きならば何もしない |
| %l | レイヤーの層数 |
| %L | レイヤーの層数 (長い表記) |
| %m | その画像のメモリ使用量 |
| %n | 活性化レイヤー/チャンネルの名称 |
| %P | 活性化レイヤー/チャンネルの id 番号 |
| %w | 画像の幅 (ピクセル単位) |
| %W | 画像の幅 (実測的単位) |
| %h | 画像の高さ (ピクセル単位) |
| %H | 画像の高さ (実測的単位) |
| %u | 単位表記 (ピクセルなら px) |
| %U | 簡略化単位 |
| %% | % 記号そのもの |
透過効果
初期設定ではGIMPは透過部分を中間調の市松模様で表現しますが、 変更可能です。 この中間調のほかに明るい市松模様と暗い市松模様があり、 単色では黒、 白、 灰色から選べます。
透明部分の表示方法に市松模様を選んだ場合にここでその正方形の大きさを指定できます。
このページでGIMPの色管理を設定できます。
いくつかのオプションは引き出しメニューでカラープロファイルを選択できます。 メニューに目当てのプロファイルが見当らなければ、 メニュー下端の をクリックして追加できます。
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ティップ |
|---|---|
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カラープロファイルの書かれたファイルの名前には |
このオプションはGIMPの色管理の方式を定めます。 つぎの 3 通りのモードがあります。
: これを選ぶとGIMP は色管理を一切行いません。
: この選択肢はディスプレイ用のプロファイルが作用しGIMPの色管理が画像の表示を完全に正しく行えるようにします。
: この場合にはGIMPの色管理はディスプレイのプロファイルを適用するだけでなく選択された印刷模擬試験プロファイルも適用します。 これでプリンタの印刷物の色があらかじめ画面でも見られるようになります。
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注記 |
|---|---|
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GIMPの色管理は画像表示の補正と画像ファイルへのプロファイル埋め込みだけ行なうことをお断りしておきます。 とくにGIMP経由での印刷に対してはこのダイアログで選択したオプションが全く使われません。 その理由は、 印刷は印刷専用の処理システムが必要なほど特別な仕事なので、 GIMPにそれらを組み込んでいないからです。 |
このオプションには設定事項が 2 つあります。
このオプション用のディスプレイプロファイルを選択してください。 画面上でGIMPの表示に使われます。
システムのモニタプロファイル使用を優先 を有効にすると、 GIMPはオペレーティングシステムの色管理システムが提供するカラープロファイルを使用することになります。
Rendering Intent とは、 元画像に含まれる色が、 再現する側のガモット ガモット (再現可能な色の領域) を外れた場合のその色の扱い方をさしています。 レンダリングインテントの 4 つの方式のいずれかがここで選べます。
それぞれの方式の説明は Rendering Intent で読めます。
このオプションでプリンタプロファイルを選択してください。 選択されたカラープロファイルは印刷模擬試験モードに使用されます。
このオプションにも設定事項が 2 つあります。
ソフトプルーフ (印刷物を画面で試験再現) のために適用される Rendering Intent をこのメニューで選択できます。 選択肢はディスプレイ描画方法についての説明で述べたものと同じです。
表現不可能な色領域をマーキング を有効にすると、 印刷で発色できない色のある画素は代わりに特別な色で着色されます。 その色もここで選べます。 このチェックボックスの右側にある色アイコンをクリックして開かれるダイアログ上で指定してください。
このメニューではGIMPの作業用RGB色空間と異なるカラープロファイルが埋め込まれたファイルを開いたときのふるまいを指定できます。つぎの各項目からお選びください。
: この場合GIMPは毎回どうするか尋ねます。
: これを選ぶと、 画像に添付されたプロファイルはそのままに、 画像は変換せずに作業空間に展開されます。 それでも画像が正しく表示されるのは、 ディスプレイ画面の方にこの添付プロファイルが適用されるからです。
: これを指定するとGIMPは自動的にファイルの添付プロファイルを利用して画像を作業用色空間に変換します。
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注記 |
|---|---|
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さらに詳しい説明をお求めならば:
ウェブから取得できる多くのプロファイル:
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このページには左側に 利用可能なコントローラ、 右側に アクティブなコントローラ の 2 つの一覧表があり、 ここで入力コントローラを追加します。
項目をクリックして強調表示させてから、 左右の矢印ボタンをクリックすればそのコントローラはもう一方のリストに移動できます。 アクティブなコントローラの側の項目を利用可能なコントローラの側に移動すると、 ダイアログが現れてそのコントローラを削除するのか無効にするだけなのかを問われます。
一覧表 (主にアクティブなコントローラ) の項目をダブルクリックするか、 あるいはその一覧表の下側にある「編集」 「編集」 アイコンをクリックすると、 そのコントローラを設定するダイアログが開かれます。
Main Mouse Wheel
このオプションは利用可能にしたコントローラが発するイベントを標準出力 stdout に書き出したいときにチェックを入れます。 そのイベント情報を見るためには、 コマンドターミナルでGIMPを起動する必要がありますが、 得た出力はシェルのリダイレクト機能を使えばファイルに保存もできます。 このオプションの主な使い道はデバッグです。
ここでマウスホイールに新たな操作を追加する場合にはこのオプションを有効にする必要があります。
このウィンドウのスクロールバーの付いた表をご欄ください。 左側にはマウスホイールと多少の修飾キーの考えうるすべての組み合わせが並び、 右側にはそれらのイベント発生のどれかに関連づけられたGIMPの操作があります。 さらにここにはボタンが 3 つあります。 。 ボタンをクリックすると「コントローラのアクションイベントを選択」ダイアログが開かれますので、 ここでイベントに関連づけたいGIMPの操作を選択してください。 ボタンはそのイベントに何も関連づけられていない状態にします。
操作がいくつか既にイベントに関連づけられています。
イベントを選択してから ボタンをクリックするとつぎのようなダイアログが開かれます。
このイベントに対するアクションが既にある場合は、 ウィンドウではそのアクションが強調表示されます。 無ければウィンドウはアクションをメニューの分類で列挙します。 クリックした行が選択されます。
Main Keyboard
このダイアログの使い方はマウスホイールのときと同じです。 扱われているイベントはキーボードの矢印キーに多少の修飾キーを組み合わせたものです。
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注記 |
|---|---|
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以上のことをふまえた例が 大きさの変わるブラシの作成法 にあります。 |
このページではGIMPでどのように各ウィンドウを扱うかを設定します。 ご理解いただきたいのはGIMPは各ウィンドウを直接は操作せず、 ウィンドウマネージャに依頼する方式をとっていることです。 (ウィンドウマネージャとは MS Windows™ におけるウィンドウズのシステムだとか、 X11™ ウィンドウシステムで標準的に組み上げた Gnome™ 上の Metacity などです。) ウィンドウマネージャは数多くの種類がありそのすべてが順当に作動するわけではないので、 実際はここに示した機能が説明どおりにはたらく保証はありません。 しかし最近の標準に忠実なウィンドウマネージャをお使いならば確実でしょう。
ウィンドウマネージャのためのヒント
ここで選択できるのはツールボックスとダイアログ群を纏めるドックの扱われ方です。 3 つの選択肢があります。
を選択した場合は他のウィンドウと同じように扱われます。
を選択した場合は、 タイトルバーから最小化ボタンが除かれドックが常時画面上に居座ります。
を選ぶと常時他のすべてのウィンドウよりも前面に居座ります。
この設定が有効になるのは次回GIMPを起動して以降になりますことをご承知おきください。
フォーカス
普通はどれかの画像ウィンドウをフォーカスすると (大抵はそのウィンドウ枠の色が変化するのでわかる)、 その画像はGIMPの「活性画像」になり、 画像に関連した操作の対象となります。 ところがウィンドウにマウスポインタをかざしただけだけで自動的にフォーカスするようなウィンドウマネージャの設定を好む人々もいます。 この設定を適用してみると画像ウィンドウにフォーカスしただけでその画像が自動的に活性化するのは不便なことがわかります。 そういった方はこのオプションのチェックを外すとよいでしょう。
ウィンドウ位置
このオプションにチェックを入れると、 GIMPを起動したときに、 ダイアログのウィンドウやツールボックスが前回終了時点で置かれた位置と大きさのままに開かれます。
このボタンは 終了時にウィンドウの位置を保存 にチェックを入れない場合に役立ちます。 あらかじめお好みの位置にウィンドウを置いてからこのボタンをクリックすると、 GIMPを起動する度にその配置でウィンドウが開かれるようになります。
いったん保存したウィンドウ配置が気に入らなくなったときに、 それらをいちいち再配置するよりは初期設定の配置に戻してしまいたいとお考えならばこのボタンをクリックすればよいのです。
このページではGIMPが一時的なファイルを置くための 2 箇所の重要なフォルダの位置を設定できます。 このページ以降ではGIMPで扱う例えばブラシのようなファイル資材を探し出す位置を、 個別に設定できるようになっています。 それぞれの説明が次項 データフォルダ にあります。ここに示されたフォルダ以外の位置を指定する場合は、 引き出しメニューから選択するか、 その下端にある をクリックしておのおののフォルダ選択ダイアログで指定してください。
フォルダ
このフォルダは一時的に発生するファイルを置くためのものです。 これらのファイルは作業用データを暫時保存するために作成され、 そのGIMP操作の期間内に消去されます。 大きな容量も高い性能も必要ありません。 初期設定では個人用GIMP内の tmp というサブディレクトリが使われますが、 ディスク残量がたいへん窮屈になっていたり重大な性能問題がある場合には、 ここで他のディレクトリに替えましょう。 ただしそのディレクトリが存在し、 なおかつそのディレクトリに対する読み書きの権限が必要です。 無ければまずいことになるでしょう。
このフォルダはGIMPで開かれたすべての画像とデータの容量が使用可能なRAMの限界を越してしまった場合のメモリ貯蔵庫として使われます。 とても大きな画像やレイヤーを多数持つ画像を扱ったり、 多数の画像を同時に開いたときにGIMPは可能性として数百メガバイトものスワップ空間を要求することになりうるのですが、 ディスク容量がどこまで利用可能かという問題やその性能についてはこのフォルダに明確にかかっています。 初期設定ではここはGIMPの個人用ディレクトリ内に置かれますが、 もっと大きな容量のディスクや、 実際的に性能がより良いディスクが他にある場合には、 そちらにスワップフォルダを移動すれば目に見えて恩恵を得るでしょう。 もちろんそのディレクトリが必ず存在し、 書き込み権限を持っていなくてはなりません。
GIMPが扱う資材はブラシ、 パターン、 グラデーションなど様々な種類があります。 それぞれの基本的な構成はGIMPを導入した時点で提供されますが、 さらにユーザー自身で作成したりダウンロードしてきたものを追加できます。 ここには各々の資材の種類に合わせた環境設定のページがあり、 サーチパス (検索対象位置) を設定できるようになっています。 各資材を探し出すパスを複数指定でき、 そのディレクトリはすべてGIMPの起動時に読み込まれます。 いずれのページの構成も同じですので、 例としてブラシのページを上図に載せておきました。
初期設定で既に 2 つのフォルダが検索対象に含まれています。 システム用 フォルダはGIMPとともにインストールされた物品の置かれる場所です。 個人用 フォルダはGIMPの個人用ディレクトリ内にあり、 ご自分で作成された資材はここに収めてください。 システム用フォルダには書き込み可能の印が付きません。 その内容を変更しようとしないでください。 個人用フォルダの方には書き込み可能の印が付いていなればなりません。 もし不可にすると先に置いてあった物以外に何も無い場所になり無意味だからです。
このダイアログページの上に並んでいるボタンを使えば検索対象位置を設定できます。
オプション
一覧表内のいずれかのフォルダをクリックすると、 つぎに挙げる操作の対象として選択されます。
入力欄にフォルダの名前を書き込むか、 右端の
ボタンの案内で名前を指定したなら、 つぎに左端のボタンをクリックすれば先に選択したフォルダがここで新たに指定したフォルダに置き換わります。 先にフォルダを何も選択していなかった場合は、 指定したフォルダが一覧表に追加されます。 テキスト入力欄の左側にある丸いランプが緑ではなく赤を灯している場合は、 存在しないフォルダを指定したことを示しています。 GIMPはディレクトリを作成しませんので、 ご自分で直ちにフォルダを作ってください。
ボタンや
ボタンをクリックすると、 選択されたフォルダが一覧表内で前後に移動します。 上から順にフォルダが読み込まれますので、 そこに置かれた物品の読み込み優先順位がこのボタンで変更できることになります。
ボタンをクリックすれば選択されたフォルダは一覧表から削除されます。 (フォルダそのものを削除するのではありません。 検索対象位置から除外するだけです。) システム用フォルダを削除することもできますがおやめください。