図17.18 「タイル化可能ぼかし」フィルターの使用例
元画像
「タイル化可能ぼかし」フィルター適用後
タイル化可能ぼかし... スクリプトは画像をタイル状に並べたときの継ぎ目が目立たなくなるよう画像の 4 辺をぼかします。 ぼかし方はガウスぼかしと同じですが、 並べたときに隣りあう 2 辺が互いに混ざりあうようにぼかしています。
タイル化する画像の縁だけをぼかしたい場合は、 このフィルターをそのまま画像全体にかけるわけにはいきません。 つぎの手順を踏めばこの課題も処理できます。
画像の複製をとり ( レイヤー → レイヤーの複製 )、 加工対象にするためそのレイヤーを選んで活性化します。
「タイル化可能ぼかし」フィルターを半径 20 ピクセルの設定でこのレイヤーに適用します。
このレイヤー全体を選択 (Ctrl+A) してから、 ぼかした縁取りの幅を適当に残せるよう選択範囲を縮小 ( 選択 → 選択範囲の縮小... ) します。
その選択範囲の輪郭をぼかします ( 選択 → 境界をぼかす... )。
キーボードショートカット Ctrl+K で選択を解除します。
両レイヤーを統合 ( レイヤー → 下のレイヤーと統合 ) します。
You can find this filter in the image menu under Filters → Blur → Tileable Blur….
図17.19 「タイル化可能ぼかし」フィルターのオプション
半径 を大きくするにつれぼかし具合が強くなります。
垂直ぼかし は画像の上辺と下辺の絵柄が、 水平ぼかし は画像の左辺と右辺の絵柄がつながり易くなるようにします。
適用されるアルゴリズムを選択します。
写真やスキャナーで読み取った画像に向いています。
コンピューターで生成した画像に向いています。