フィルターはその名前のとおり、 画像に縁取り枠を追加するスクリプトです。 枠の色と幅が調整できます。 枠の 4 辺はそれぞれ光の射してくる向きが異なるように見せるため互いに異なる濃淡がつけられ、 あたかも画像の面が盛り上がっているような印象を与えます。
画像は枠が追加された分だけ拡げられます。 画像の縁が上書きで塗りつぶされることはありません。
付け加える枠の太さをピクセル単位で設定できます。 枠 X サイズ (左辺と右辺) と 枠 Y サイズ (上辺と下辺) が異なってもよろしい。 最大値は 250 ピクセルです。
この色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが現れますので、 枠の 平均 色を選んでください。 (つぎの 色のデルタ値 も参考にしてください。)
このオプションの値に従い 4 辺の枠の色は互いに異なる濃淡をつけられ、 あたかも画像の面が盛り上がっているように見えます。 実際に枠を彩る色はここで指定した値と 枠の色 で選んだ 平均の 色の赤・緑・青の原色要素[24]ごとの値よりつぎのように算出します。 (結果が 0 を下回るときはその値を 0 とし、 255 を上回るときはその値を 255 とします。)
下辺の色 = 枠の色 + デルタ値
右辺の色 = 枠の色 - ½ デルタ値
下辺の色 = 枠の色 - デルタ値
左辺の色 = 枠の色 + ½ デルタ値
別の例を挙げましょう。 「枠の色」を青 (38,31,207) に、 「デルタ値」を 25 に設定したとします。 枠の色は、 上辺が (38,31,207) + (25,25,25) = (63,56,232) に、 右辺が (38,31,207) + (-13,-13,-13) = (25,18,194) といった具合に変化します。