フィルターはレイヤーの中心を焦点に画像を変形します。
渦効果 (渦の方向 に 0 以外の値を設定) は栓を抜いた風呂桶の排水口にできる渦巻きにとてもよく似た形に画像を変形します。
「吸い込み」については「渦巻き」角を0に想定し、 あたかも画像が柔らかな生地のゴム膜に描かれたと想像していただければ説明しやすくなります。 吸い込む量 を負の数に設定するとまるで誰かが何か丸いものを画像が描かれたゴム膜の裏側から押し上げているような見え方をします。 正の値に設定するとまるで誰かが画像の裏側からゴム膜を吸引しているかのような変形をし、 やがて吸い込まれ消え去ってゆくかのように見えます。
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「吸い込み」効果は望遠レンズや魚眼レンズで撮った写真画像の歪み (「樽型歪曲」) を補整するのに使えることもあります。 |
プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルターをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て判るようになっています。
負の数が時計回り、 正の数が反時計回りとなる -360.00 から 360.00 までの角度で指定します。 いずれの方向も角度を大きくとれば渦のひねりが大きくなります。
渦の深さを -1.000 から 1.000 までの範囲で指定します。 絶対値が大きいとそれだけ画像が強く吸い込まれます。
渦巻きの幅を 0.000 から 2.000 の範囲で指定します。 この値で画像に歪曲の及ぶ規模が調節できます。 「半径
」を 2.000 に設定すると画像全体が変形します。 「半径
」を 1.000 に設定すると画像の半分が変形します。 「半径
」を 0.000 に設定すると何も変化が起きません (円の半径を全長で 2.000 と見做しているので中心が 0.000 であり、 1.000 はその途中です)。