コマンドは GIMP で現在使用されている寸法の単位についての情報を表示するダイアログを開きます。 ここではさらに新たな単位が設定でき、 GIMP のさまざまな場面で利用できます。
上図は「単位の定義」ダイアログのウィンドウです。 その一覧表は現在定義されている寸法の単位を示しています。 ダイアログ上端の「新しい単位を定義」 アイコンボタンや「選択している単位を元にして新しい単位を定義」 アイコンボタンはあとで述べるとおり寸法の新たな単位を設定します。
一覧表の各部分のご説明
保存済: この列のチェックボックスにチェックが入っていると、 GIMP 終了時にその単位の定義が保存されます。 ただし一部の単位はここにチェックがなくとも常時存在します。 この一覧表ではそれらの単位の行だけ強調した配色になっています。
ID: GIMP が保管する各設定ファイルの記述でこの表記法が用いられます。
係数: インチに対する比です。
桁数: この値は数値記入欄で使われるめやすになります。 数値記入欄は小数表記でおおよその精度を得られますが、 そこで許容される小数点以下の桁数を設定できます。
記号: 単位を表す記号があればここに記します (例: インチを表す「″」)。 ない場合は単位の 省略形 が使われます。
省略形: 単位の省略表記 (例: センチメートルを表す 「cm」)。
単数形: 品詞に単複の区別がある言語で単位の単数形表記を設定します。 GIMP は数値により 複数形 と使い分けて表示します。
複数形: 品詞に単複の区別がある言語で単位の複数形表記を設定します。 GIMP は数値により 単数形 と使い分けて表示します。