プレビュー機能にはいろいろなはたらきがあります。
プレビュー機能は一部のオプションについては自動的に更新しますが、 大概はパラメーター変更を反映させるには
ボタンをクリックする必要があります。「光源」タブを開いているときにマウスポインターをプレビュー画像上にかざすとその姿が掌の形に変わり、 画面上に光源を示す 青い点 があればこれをクリックしてドラッグして移動できます。 この青い点は光源の座標 X と Y が負の値の場合プレビュー画面上には現れません。
ボタンと ボタンはプレビュー画面の画像を拡大表示や縮小表示させます。 その倍率には限度がありますが、 大きな画像を扱うときは便利でしょう。
このオプションを有効にするとオブジェクトの位置をずらしたり回転させる操作を楽にしてくれる格子図がプレビュー画面に表示されます。 狙いどおりの作業ができます。
この引き出しリストから画像を貼り付けたい物体の形を選べます。 選択肢は
、 、 、 の 4 種類です。このオプションを有効にすると画像上でオブジェクト以外の部分が透明になります。 無効の場合は現在の背景色でオブジェクトの周囲が塗りつぶされます。
「向き」タブのオプションで平面オブジェクトを移動して位置をずらすと画像の一部に隙間が空きます。 元画像を並べる オプションを有効にすると元画像の複製がその空き地を埋めるように並びます。 他の形のオブジェクトを指定しているときはこのオプションは何の効果も無いようです。
注記 | |
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このオプションは オブジェクト専用です。 |
新しい画像を生成 オプションを有効にすると元画像の複製が生成されて新たなウィンドウで開かれ、 複製側にフィルターが適用されるため、 元の画像が保たれます。
縁取りの見苦しいぎざぎざを隠すにはこのオプションをご利用ください。 このオプションを有効にするとつぎのような一対の設定項目が現れます。
このスライダーはアンチエイリアス処理の品質を、 処理に費す時間の増大と引き換えに設定します。
この値はアンチエイリアス処理が不要となるめやすを定めます。 画素同士の明度の差がこの値よりも小さいところではアンチエイリアス処理を行いません。
この引き出しリストから
、 、 のいずれかを選びます。色だまりボタンをクリックすると色変更ダイアログが現れ光源の色を設定できます。
光源種に 位置 (プレビュー画面では青い点) を X、 Y、 Z の座標で設定できます。
を指定しているときは光源の光源種に
を指定しているときは光の方向ベクトルを調整できます。 しかし効果に明らかな違いは見受けられません。光の直接当たらない陰の部分で色の出る量です。
光源に照らされた部分での元の色の強さです。
値を高くすると物体の照り返しが強くなります。 輝いて見えます。
ハイライト部分の光の強度を調節できます。
値を高くするとハイライト部分に焦点が集まります。
X、 Y、 Z の 3 つのスライダーと付属する数値記入欄で画像上でのオブジェクトの位置の座標を変更できます。 X、 Y、 Z はオブジェクトの左上角の位置の座標を示します。
X、 Y、 Z の 3 つのスライダーはそれぞれ X 軸、 Y 軸、 Z 軸でオブジェクトを回転させる角度を設定します。
このタブは
オブジェクトを選択しているときだけ現れます。このオプションは名前が示すとおりのはたらきをします。 ここで直方体の 6 つの面に貼り付ける画像のレイヤーを指定できます。 それぞれの引き出しリストに現れる画像はいずれもこのフィルターを呼び出した時点で GIMP が開いていた画像のレイヤーだけです。
X、 Y、 Z の 3 つのスライダーで直方体の寸法の X、 Y、 Z のそれぞれの辺の長さを指定します。
このタブは
オブジェクトを選択しているときだけ現れます。このオプションは名前が示すとおりのはたらきをします。 それぞれの引き出しリストに現れる画像はいずれもこのフィルターを呼び出した時点で GIMP が開いていた画像のレイヤーだけです。
このスライダーと付属する数値記入欄で円柱の太さを設定できます。 残念なことにこの設定はいま円柱に貼り付けられている画像をもとに標本抽出をやり直し、 新たな寸法の円柱に貼り付ける処理をします。 できれば画像の貼り付け処理を行う前に円柱の寸法を設定しておいた方が、 画像全体が貼り付けられますので理想的でしょう。
スライダーは円柱の長さを調節します。