3.5. ストライプ除去...

3.5.1. 概観

ストライプ除去... フィルターは安物のスキャナーでとり込んだ画像に起こる縦縞模様を除去するのに使います。 画像に干渉するパターンを掛け合わせるようになっていて、 うまくいけば縦縞が消えます。 この逆相色パターンは画像で縦向きに描かれているものを基に算出しますので、 画像に無いはずの縦縞がプレビュー画面に描かれても驚かないでください。 ただしパターンの強度が高すぎると、 画像がまた縞模様になってしまいます。

初めの一度のフィルター適用で縞模様が残ってしまう場合には、 縦縞の部分を矩形選択してもう一度フィルターをかけてください。 (それ以外の選択ツールでは結果的に悪化します。)

3.5.2. フィルターの呼び出し方

You can find this filter through FiltersEnhanceDestripe….

3.5.3. オプション

図17.24 ストライプ除去フィルターのオプション

ストライプ除去フィルターのオプション

プレビュー

プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルターをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て判るようになっています。

ヒストグラム作成

ヒストグラムは干渉パターンがもっと見やすくなるよう黒と白の画像で表します。

スライダーや記入欄でフィルターの強度を 2 から 100 の範囲で設定できます。 60 を上回る数値はほぼ不必要であり、 そのような値は作為的な物体を描いてしまいやすくなります。