コントラスト伸長 のときのように最高レベルと最低レベルの色に否定的な影響を及ぼすおそれがないところが長所です。 しかし「コントラスト伸長」と同じく調整後の画像に色相の遷移が起こるかもしれません。
コマンドは活性レイヤーの赤・緑・青の各色の分布をチャンネルごとに伸長させて色を調整します。 この処理においては画像で使用されているすべて色のうち発色している画素が総画素数の 0.05% 以下の色を削除し、 代わりに近似色を割り当てる操作を赤・緑・青の各チャンネルごとに行います。 こうしてできるだけ分布を拡げてゆきます。 ヒストグラムの両端の最外縁のめったに使われない (ものによってはゴミビット等も含む) 画素の色が、 ヒストグラムの伸長において幅をきかせてしまいこのコマンドは白や黒が乏しい画像にぴったりです。 真っ白や真っ黒が使われるようになる傾向がありますから、 たとえば写真の修正などに有効です。
コマンドは RGB 画像のレイヤーで作動します。 画像の色がインデックス化されているものやグレースケールの場合は、 このメニュー項目は灰色無効となっていて使用できません。