図16.18 「タイル化可能ぼかし」フィルタの使用例
元画像
「タイル化可能ぼかし」フィルタ適用後
タイル化可能ぼかし... スクリプトは画像をタイル状に並べたときの継ぎ目が目立たなくなるよう画像の4辺をぼかします。 ぼかし方はガウシアンぼかしと同じですが、 並べたときに隣りあう2辺が互いに混ざりあうようにぼかしています。
タイル化する画像の縁だけをぼかしたい場合は、 このフィルタをそのまま画像全体にかけるわけにはいきません。 つぎの手順を踏めばこの課題も処理できます。
画像の複製をとり ( レイヤー → レイヤーを複製 )、 加工対象にするためそのレイヤーを選んで活性化します。
「タイル化可能ぼかし」フィルタを半径20ピクセルの設定でこのレイヤーに適用します。
このレイヤー全体を選択 (Ctrl+A) してから、 ぼかした縁取りの幅を適当に残せるよう選択範囲を縮小 ( 選択 → 選択範囲を縮小... ) します。
その選択範囲の輪郭をぼかします ( 選択 → 境界をぼかす... )。
キーボードショートカット Ctrl+K で選択を解除します。
両レイヤーを統合 ( レイヤー → 下のレイヤーと統合 ) します。
画像ウィンドウのメニューより フィルタ → ぼかし → タイル化可能ぼかし...
図16.19 「タイル化可能ぼかし」フィルタのオプション
半径 を大きくするにつれぼかし具合が強くなります。
垂直ぼかし は画像の上下辺が、 水平ぼかし は画像の左右辺がつながり易くなるようにします。
適用されるアルゴリズムを選択します。
写真やスキャナで読み取った画像に向いています。
コンピュータで生成した画像に向いています。