7.36. アルファチャンネルしきい値...

アルファチャンネルしきい値... コマンドは活性レイヤーの半透明な部分を透過度のしきい値に従い完全透明と不完全透明の部分に分けます。 しきい値は0から255の範囲で任意に設定できます。 このコマンドが利用できるのはアルファチャンネルつきのRGB画像に限られます。 グレースケール画像やインデックス化カラー画像とアルファチャンネルのないRGB画像の場合はこのコマンドのメニュー項目は灰色無効となっていて使用できません。 レイヤーダイアログの 透明保護 オプションが有効になっているときは透明度が変更できないためエラー報告が出ます。

7.36.1. コマンドの呼び出し方

  • 画像ウィンドウのメニューより レイヤー透明部分アルファチャンネルしきい値...

7.36.2. アルファチャンネルを2階調化ダイアログのご説明

図15.101 アルファチャンネルしきい値ダイアログの唯一のオプション

「アルファチャンネルしきい値」ダイアログの唯一のオプション

しきい値

このスライダや数値記入欄を用いて0から255の範囲で透明度のしきい値を設定できます。 透明度がこのしきい値を上回る領域は完全不透明になり、 しきい値以下の透明度の領域は完全透過します。 滑らかに変化していた透明度がぎくしゃくしたものになります。

[注記] 注記

このコマンドは完全透明な (アルファ値が0の) 画素を不透明化できません。

図15.102 アルファチャンネル2階調化の例

アルファチャンネル2階調化の例
0-255の透明度グラデーション
アルファチャンネル2階調化の例
しきい値を 50、 127、 210 に設定