IFS フラクタル フィルタのようなフラクタル図形の制御機能はありませんが、 方向を示しながら乱数発生器を操縦できますし、 いろいろなテーマからお好みの種類が選択できます。
フィルタは不規則なフラクタル図形を自動生成しますが、 使ってみるとびっくりするような結果がでます。警告 | |
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残念なことにこのフィルタは大きな画像では正しく作動しないことが知られていますが、 さらに残念なことにこのプラグインの作者は近年このプログラムの更新など一切の活動を止めていて、 公開サイトでもほんの手直しですら掲載されない状態が続いています。 ともかく適正な数値をお知らせしておきますと、 簡単なテストでは 1024×768 ピクセルの画像でプラグインは作動できますが 2500×2500 ピクセルの画像では失敗しました。 |
注記 | |
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このフィルタは 1997 年に Scott Draves 氏がGIMPに提供したプラグインです。 氏はこのプラグインの著作権者でもあります。 プラグインに関する説明を載せたページがインターネット上の作者のサイト [PLUGIN-FLAMES] にあります。 |
主ウィンドウでは「描画オプション」と「ビューオプション」を設定します。 描画オプションの上の3つのパラメータは 明るさ と コントラスト と ガンマ 値です。 これらのスライダを操作すると即座にプレビュー画面に設定内容が反映されます。 しかしこれらの値は手をつけずそのままにしておいて、 描かれた画像を後から 色メニュー のツールなどを利用して補正してゆくほうが良いでしょう。
あとの3つのパラメータは描画処理過程に影響しますがプレビュー画面に反映されません。 サンプル密度 は描かれるパターンの解像度を制御するためとりわけ重要です。 「ビューオプション」のパラメータはプレビュー画面の操作に関わるもので、 拡大 表示させるものやスクロールバーの代わりに表示位置を動かす X とY のオフセット値がスライダで操作できます。 炎 (プロミネンス) フィルタの設定情報は名前を付けて保存できあとで繰り返し利用できます。
「炎の詳細」ダイアログが開かれます。 9つの少しずつ異なる図柄が並んでいますが、 その中央が現在選択されているパターンです。 その周りの8つは中央の図柄の変種です。 中央の図柄をクリックすると 速度 パラメータに従って周囲の8つの変種が更新されます。 周囲の図柄はクリックすると選択され中央に移動します。 [同時に周囲8つの図柄も中央のパターンに基づいて更新されます。] 図柄には大まかに30種類のテーマがあり、 種類 の引き出しメニューから選べます。 また乱数化により生成される図柄は変化するので、 現在のパターンをクリックしても、 あるいは をクリックしても新たな図柄が得られます。
ボタンをクリックするとボタンをクリックするとファイル選択ダイアログが開かれ、 既に保存してある炎プラグインの設定情報がもしあれば選択して開くとその設定内容が再現できます。
ボタンをクリックするとファイルを保存するダイアログが開かれ、 現在のパラメータ設定情報を記録するファイルが作成できます。 このファイルは単純なASCIIテキストです。 この記録はあとで読み込めばパラメータの設定が再現できます。
描かれる炎の明るさを調節するスライダです。
炎の暗い部分と明るい部分との間のコントラストを調節します。
中間的な明るさの部分に関わるガンマ補正を設定します。
描かれるパターンの解像度を調節します。 プレビュー画面では何も反映しません。 サンプル密度を高くすると蜘蛛の巣のような柔らかく滑らかな描画になり、 サンプル密度を低くすると粒子雲か噴霧器でちりばめたような描画になります。
What does this do?
What does this do?
この引き出しリストでは炎のパターンに色付けするグラデーションやパレットをつぎのようなさまざまな素材から選べます。
ツールボックスに示されている現在のグラデーション。
数種類の仕込み済みカラーマップ。
GIMPが現在開いている画像から抽出されるそれぞれのカラーパレット。
拡大 スライダはプレビュー画像の表示倍率を調節します。
プレビュー画像のスクロールをします。