4.13. 縁取り選択...

図16.34 選択範囲の輪郭から枠型の選択範囲を作成した例

選択範囲の輪郭から枠型の選択範囲を作成した例

選択範囲のある画像

選択範囲の輪郭から枠型の選択範囲を作成した例

縁取り選択適用後


縁取り選択... コマンドは現在の画像上で既にある選択範囲の境界線に沿った中空の新たな選択範囲を作成します。 現在の選択範囲の縁が利用され新しい選択範囲の形状はそれに沿った形状になります。 ダイアログが出てきますので枠線の太さをピクセル単位もしくはその他の単位で指定してください。 新しい枠型の選択範囲はその半分が元の選択範囲の外側に、 半分は内側にまたがるように生成されます。

4.13.1. コマンドの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより 選択縁取り選択...

4.13.2. 縁取り選択ダイアログのご説明

図16.35 縁取り選択ダイアログのウィンドウ

縁取り選択ダイアログのウィンドウ

選択範囲に対する縁の幅

この数値入力欄に縁からできる選択範囲の太さを記入してください。 初期設定では単位はピクセルですが引き出しメニューで他の単位も選べます。

境界をぼかす

このオプションにチェックを入れると作成される選択範囲の輪郭線にぼかしが入ります。 選択範囲とその外側の間は選択の強度がなだらかに変化します。

画像の境界を選択範囲の境界に見なさない

このオプションを有効にすると選択範囲 (大抵は矩形の選択範囲) の境界線が画像の縁に達している場合には変化がありません。 つまりその辺では新たな選択範囲が生成されません。

図16.36 画像の境界を選択範囲の境界に見なさないオプションの有無による縁取り選択の違い

画像の境界を選択範囲の境界に見なさないオプションの有無による縁取り選択の違い

左より元の選択範囲、 画像の境界を選択範囲の境界に見なさない オプションを無効 (中央)、 有効 (右)

画像の境界を選択範囲の境界に見なさないオプションの有無による縁取り選択の違い

その選択範囲を赤く塗りつぶした