8.5. GEGL の利用

GEGL (Generic Graphics Library) はグラフ形式のデータ構造からなる画像処理機構ライブラリーのことです。 GIMP 3.0 で全面的に採用する予定になっています。 GEGL を使用すると内部処理は 32 ビット浮動小数点線形軽量 RGBA 上で行なわれます。 GIMP の内部処理は初期設定ならばこれまで通り 8 ビットでコードを受け渡しますが、 興味を持たれた方はこのオプションで色の操作に GEGL を利用するようにしてみてはいかがでしょうか。

色の操作に GEGL を使うだけに留まらず、 実験的ではありますが GEGL 操作ツール をツールメニューに用意しました。 GEGL を使って画像が操作でき、 キャンバス上で成果をプレビューできるようになっています。

[警告] 警告

GEGL 全面採用までは GIMP のいたるところに 8 ビット処理が残っています。

8.5.1. オプションの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより GEGL の利用 。 クリックするたびに使用/不使用が切り替わります。